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テーマ:山登りは楽しい(12253)
カテゴリ:山歩き。
夏以来の北アルプス。今回は三股登山口から蝶ヶ岳を経て常念岳に至る1泊2日の周回コースを歩いてきた。
宿泊地は小屋閉め前の「蝶ヶ岳ヒュッテ」。 さて、3日は早朝出立の予定だったが、前日飲み会のため早起きできず、奈良を出たのが6時過ぎ(泣)。 それでも午前中には登山口に到着できるんではないかという思いで出発した。 しかし、中央道で車線規制による渋滞に阻まれ、タイムロス。登山口に到着、出発したのがお昼過ぎ。超~遅出だ。 登山口から蝶ヶ岳ヒュッテまでコースタイムで約4時間。普段の自分たちはそれよりももう少し早いので15~16時には到着できるだろうという思いもあり、焦りはなかった。 三股分岐 posted by (C)momo夫(代理) ゴジラのように見える木 posted by (C)momo夫(代理) 山頂付近は積雪の情報もあったが、山を遠望する限り雪の様子もなく、雲もない絶好の天気だった。明日天気が崩れるという予報があったが果たして本当なのかとこの時点では外れてくれることを期待していた。 青い空に常念岳 posted by (C)momo夫(代理) 「まめうち平」を過ぎ、2,000m辺りから余り陽の当たらない登山道に残雪が目につくようになった(アイゼンまでは要らない)。順調に歩いていたが、次第にmomoの体調に変化が出てきた。高度のせいなのか、しんどさが出てきたようだ。歩みが遅くなるのは仕方がないが、登り始めたのが遅いので日没までには到着しないと流石にマズい。 ペースを落とし、声をかけながら進んだが、momoの調子は上がらない。2500m付近を過ぎ、ようやくヒュッテが見えてきた辺りで、momoを身軽にするため、momoのザックを自分の前側に担ぎ、そのままヒュッテへと急ぐことにした。小屋泊装備だからよかったものの、それでも2人分は重いわ。 ザック2つは厳しい posted by (C)momo夫(代理) 到着は16時30分頃と当初の予定よりも遅くなったが、これでもほぼコースタイムだった。とにかく日没までには到着したのでよかったが、遅出になると時間との戦いになってくるので何かと大変だ。 momoも到着後は落ち着いたようで気分も良くなっていた。 ヒュッテの周りは北アルプスの山並みが壮大に広がっていた。明日目指す常念岳はもちろん、槍ヶ岳から穂高、乗鞍までが見渡せた。日没前だったので、夕日が穂高を際立たせていた。迫力ある絶景だった。 蝶ヶ岳ヒュッテと槍、穂高 posted by (C)momo夫(代理) 右に常念岳、左に槍ヶ岳 posted by (C)momo夫(代理) 槍ヶ岳、大喰岳、中岳 posted by (C)momo夫(代理) 常念岳 posted by (C)momo夫(代理) 夕日が穂高を照らす posted by (C)momo夫(代理) 明日もこのような朝を迎えてくれることを祈りながら夕食を摂った(momoお手製のキムチ鍋)。 小屋閉め2日前なので混雑しているかと思いきやそれほどでもなく、部屋にも余裕があり、窮屈さは皆無だった。ゆっくり寝れそうだと思ったが、敷布団が僕には薄いものだったので、腰に負担がかかり余り寝られなかった。こればかりは仕方がない。 翌朝、外を見ると昨日の晴天とは大違いで、真っ白な世界が広がっていた。風はないもののガス、霧、雪で先が見通せない。天気予報通りだった。そんな天気の中、姿の見えない常念岳を目指して行くしかなかった。 6時過ぎにヒュッテを出発し、まずは蝶ヶ岳山頂を目指す。数分で到着(ヒュッテからすぐ)。昨日行っておけばよかったが、日没前であることと風が強かったせいもあり、翌日にしたのが、それが良くなかった。背景真っ白で見えるのは標識のみだった。 蝶ヶ岳 posted by (C)momo夫(代理) 続いて常念岳へと足を進めた。途中3つほど小ピークを超えるが、何も見えないので時々登り、下るという感覚だけしかなかった。それよりも小雪が舞っていたので大降りにならないか気になりながらの山行だった。 この先は posted by (C)momo夫(代理) しかしそんな中、思わぬ出会いがあった。「雷鳥」だ。冬用の白い羽と夏の濃い羽が混ざった状態だったが一羽トコトコと登山道の石の上を歩いていた。こんなに間近で見たのは始めてなので悪天候でも気分が良かった。 しかもこの後もう一度雷鳥に出会った。想定外とはいえ、2回も巡り合えるとはラッキーだった。 雷鳥現る! posted by (C)momo夫(代理) ペンキで描かれた「○」印を頼りに、雪とガスの中進むこと約4時間。常念岳に登頂した。頂上に雪はなかったが、途中を見ればもう冬山の装いを伺える状況だ。 常念岳頂上 posted by (C)momo夫(代理) 頂上からの展望が全くきかないので長居もすることなく、下山を開始した。下山は前常念を通過するルートだが、岩場の急斜面で、しかも雪が多く、岩にも着雪しているので一層の注意をして降りて行った。 その雪も高度を下げていくとみぞれに変わり、最後は雨になっていった。 岩場を下って帰る posted by (C)momo夫(代理) 樹林帯に入ると後は木の根に注意しながら降りるだけだが、山頂から三股登山口に到着するまで4時間近くかかった。展望がない中での8時間は流石に長かった。 この日は結局雪や雨は山行中ほとんど止むこともなく、常念岳だけでなく他の山容も見ることなく終わった。残念ではあるが、前日しっかりと見えていたので良しとしよう。 百名山も今回で70座を終了した。71座目は来年だろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.05 21:54:10
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