東奔並走。

先月末に京都国立博物館の「国宝展」（第二期）に行ったが、今回第四期の展示を見に行った（期間中4回展示替えのため目玉となる展示物が異なる）。

この展覧会は曜日に関係なく連日混雑しているが、この日は風は強いものの秋晴れと行楽日和と言える日のためか、もの凄い、強烈な人出だった。博物館に到着したら入館まで「100分」の案内があった（前回は夜に行ったので待ち時間なし）。
チケット買うまでに行列、会場に入館するまでさらに行列。入館しても中で行列。
確かに看板表示通り、見るまでに100分はかかった。


ようやく展示物の前にたどり着いても人だかりで小さいものだとまともに見ることができない。おまけに並んで見る必要はないのに、「並べ！」だの「見えない！」など怒号にも似た言葉が時折飛んでいた。
十重二十重に人が取り囲み、縦横無尽に行き交うので怒ったところで如何ともしがたい。
僕は人の流れに身をゆだねたり、隙間を縫ってのぞいたりと何とか「鑑賞」できた。
いや、「見てきた」、の方が正しいかも。

あまりお目にかかることのない国宝は、出来れば人が少ない中でゆっくりと見たいものだ。

このあと、西本願寺のイチョウを見に行った。
御影堂門から釣灯籠越しのイチョウや鐘楼周りの紅葉など境内は広いためか、ゆっくりと見ることができた。
ちなみに建造物の多くは国宝や重文。いつでも並ばずに見ることができる。


ん～、ハイシーズンの京都は建物内のみならず、道にも人が多く、移動が大変だわ･･･。