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2018.03.27
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カテゴリ:山歩き。
冬山というと普段は近くの金剛山や大峰山系の山に行くのがもっぱらで、北アルプス方面は足が向かなかった。

しかし、北アルプスにある「西穂独標」は冬でも比較的多くの人が登っている人気スポット(?)ともいうべき場所だ。

そのため自分もタイミングが合えば西穂独標に登ってみたいと思っていたが、冬の天気は変わりやすく、なかなか実行できなかった。

しかし、この3月下旬は晴天が続き、気温もグングン上がってくるなど、残雪期に入るとはいえ、今が丁度いいんじゃあないかと思い、仕事の休みもうまく使ってアタックをかけることにした。

 

アクセスは多くの人が利用する新穂高ロープウェイを使って、西穂山荘で小屋泊、翌日登頂という計画を立てた。

日帰りもできそうなのだが、ロープウェイの始発が9時なので無理はやめて1泊することにした。そのため、奈良の自宅を出発したのも6時前。約5時間で新穂高ロープウェイの近くにある登山者専用無料駐車場(P5)に到着した。平日なので駐車場に停まっているクルマの台数も少なかった。

駐車場からロープウェイの駅までは歩いて1015分ぐらいだろうか。チケットを購入したが、ザックは6kg以上の場合は荷物券なるものが必要で1300円の追加料金となった。

平日ではあったが、春休みということもあり、ロープウェイ利用者は多かった。とはいえ、ファミリーよりもツアーやアジア系の観光客が多く見受けられた。登山者はというと、格好ですぐわかるが、僕らの他は2名いただけだ。
 

11時発のロープウェイに乗り、あっという間に頂上駅に到着した。天気は雲のない絶好のコンディションでロープウェイの窓から見える北アルプスは壮大で圧倒的な威容を見せていた。

展望デッキに行くと360度の大パノラマを堪能することができた。青い空、雪を戴いた山々が見せる光景はまさに絶景だった。

 è¥¿ç©‚高岳へ。

ここから西穂山荘まで歩いて1時間程度。雪道だけどアイゼンなしで山荘まで行けるかなと思い、滑り止めなしで行ったが、装着すべきだと反省した。とはいえ結局最後までアイゼンなしで歩き切ったが、無意味な我慢だった。

西穂高岳へ。

 

到着後宿泊の受付をしたが、まだ13時なので丸山辺りまで行ってみることにした。

さすがに今度は12本爪アイゼンを装着し、ピッケル、ヘルメットも持って行った。
 

普段、近郊の山では6本爪アイゼンで事足りているので12本爪は初めて使うことになる。実際は2年前に購入していたが、冒頭にも書いた通り、ここにたどり着くまでに時間を要したので使えずじまいだったのが、ようやくここで陽の目を見たということだ。

雪質は気温も高いせいもありやや緩んでいたが、前爪のおかげで斜面もしっかりと歩くことができた。

丸山までは20分程度で到着。天気が良いこともあり、乗鞍岳、焼岳、笠ヶ岳、霞沢岳など周囲には名だたる山々がその姿をしっかりと見せていた。すごい!の一言だ。

西穂高岳へ。

西穂高岳へ。

西穂高岳へ。

 

先を見ると独標が見えていた。頂上には人の姿もある。山荘に引き返そうと思ったが、時間はまだあるので行ってみるか、ということで進んでいった。

丸山から先の斜面は直登で、結構登り応えのあるものだ。この辺りまではストックで進んでいったが、風が強くなり、防寒着を羽織ると同時にヘルメットを装着、ピッケルに持ち換えて独標へと足を進めた。

 

独標直下は岩と雪のルートだが、慎重に進むことで到達できた。丸山から50分。

頂上にいた人たちは皆すれ違ったので、僕らが到着したときには誰もいない独占状態だった。

絶景だ!素晴らしい景色、山容が広がっている。

西穂高岳へ。

一応これで当初の目的は達成できた。しかし、この先にはピラミッドピーク、西穂高岳が見えている。

明日は再度ここまで登った後は西穂高岳まで行ってみようということで山荘に戻ることにした。

独標直下までの下りも慎重に進むことで難なくクリアした。独標から山荘まで約40分。山荘に戻ってもまだ15時過ぎだった。

 

部屋は相部屋だったが、僕らともう一組のご夫婦の4名だけだったので、窮屈さはなかった。まあ、宿泊者もこの日は少ないようでどの部屋もゆったりとしていた。

 

小屋泊でも、僕らはいつも素泊り。自炊も他の食事付き宿泊者と同じエリアで調理できた。ただ、今回は宿泊者が少ないからいいようなものの、土日などの人が多く来るような日だと自炊も大変だ(エリアが空くまで待ちになるかも?)。

写真: 西穂高岳へ。

 

錫杖岳(かな?)の向こうに夕日が沈むのを見て1日目が終わった。

西穂高岳へ。


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Last updated  2018.03.30 21:59:45
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