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テーマ:北アルプス(17)
カテゴリ:山歩き。
前回の聖岳では登山口に到着するのが遅かったため、必然的にテント場に到着するのも17時前と遅くなった。遅くなると夕食の準備でゆっくりもできない。 なので、今回はその時の反省を生かして早めにテント場に到着できるように計画した。 室堂に到着する時間を9時頃と設定して、自宅を早めに出発する(3時過ぎ)予定だったが、そう上手くはいかず実際は4時前となってしまった。 玄関口である立山駅まで約4時間。これでは頑張っても立山駅を発つのは8時を過ぎてしまう。そうなると9時頃に室堂到着は不可能だ。 実際、立山発美女平行きのロープウェイに乗ったのは8:40。そこから室堂まで1時間ほどかかったので、結局登り始めたのは10時前となった。
「立山」、といってもその名の山はなく、雄山、大汝山、富士ノ折立を含めて立山という。そのうち雄山への行程は人も多く、しかも小学生の団体登山にも遭遇した。危険場所はないが、注意して登っていけばザレた道もスムースに進める。 その雄山には雄山神社峰本社が存在し、最高峰の3003mの頂上には祠がある。しかもそこへ行くには有料(500円)となっているのだが、ただ単に行くわけではなく、お祓い、御神酒付きとなっている。以前登った月山でも頂上へは有料で、入口でお祓いを受けて初めて頂上の祠へ進める。今回も同じようなものだった。頂上で写真を撮った後は一般登山者と同様、神職からお祓いを受け、次なる大汝山を目指した。ここから先は登山者の数がグッと減る。
大汝山は雄山よりも高い(3015m)のだが、実際はそれほどの高さを感じるものではなかった。登山道の途中に標識があるのだが、実際の頂上は岩石の上にあるため、多くの登山者はよじ登っては記念写真を撮りあっていた。 僕らは頂上によじ登らず、その岩石のそばで登頂写真を撮り、富士ノ折立に向かった。 富士ノ折立では標識を見る限り登ることを推奨していないようだったが、登れないわけではなく、岩場に注意して進めば到着できる。頂上から東方に目をやると黒部湖が広がっていた。 そこから別山までは約2時間。アップダウンを繰り返しながら15時頃到着した。
この頃になるとガスも立ち込めてきて周囲は白くなっていった。とはいえ視界は不良ではないため、目的地の剱沢テント場まで無事に進むことができた。テント場到着が16時頃。前回の茶臼小屋到着よりも1時間ほど早く到着できたので多少はゆっくりできた。しかも平日のためテント泊の登山者もそれほど多くはなく、エリアも広いため整地された場所に張ることができた。 ただ、このテント場にはビールなどの飲料は販売していないため、欲しい場合は剱沢小屋に行かないといけない。しかも小屋はテント場よりも離れた下方に存在するため、ビールを買うにも一旦下ってまた登って戻るわけだ。 一応自宅からビールを背負って持っていったが、それでは足りないので買いに行かざるをえなかった。 このテント場には水場が2か所あるのだが、一つは飲料に適さず、煮沸を推奨しているものと、塩素消毒をしているので飲料に適したものがあった。僕らは2か所の水場中間地点に陣取ったため必要に応じて使い分けることができた。 夕方になると先ほどのガスも晴れて行き、眼前には威風堂々とした剱岳がその姿を見せてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.10 17:47:49
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