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テーマ:北アルプス(17)
カテゴリ:山歩き。
最終日。
小屋から称名滝へ出るルートを使って下りていく。コースタイムは3時間50分。十分休んだので足の状態も悪くない。9時10分の立山駅行きのバスに乗れたらいいかという思いで5時過ぎに出発した。残念なことに辺りは朝からガスに覆われ、空を見上げても青空が見えなかった。下山だし、樹林帯に入るから、まあいいかという思いで下り始めた。 この小屋には水はあっても沢から汲み上げているので飲料としては勧めていない。有料でペットボトルの水を提供していたが、地図では下山の途中に水場があるのでそこで補給すればいいかと思い、補給しなかった。 ほどなく沢に着いたが、水場とは示されてはいない。赤い札がぶら下がってはいたもののここなのかどうかわからなかったのでスルーした。あとで思うとどうやらここだったみたいだ。 ある程度降りると木道が始まり、大日平と呼ばれる場所に出る。ラムサール条約に登録されている湿地帯のようだが、笹藪が広がっていて湿地帯という印象は受けなかった。 その途中にある大日平小屋で休憩をして木道を進んでいったが、木道終了イコール急坂(下り)の始まりだった。 牛ノ首の前後から次第にその斜度が大きくなり、下りとはいえ、その厳しさがわかるような道だ。まるでらせん階段を下りているような感じで右に左にその向きを変えながら下りていく。前日にすれ違った登山者に称名滝からのコースについて尋ねたら下りより上りで使うほうがいい、と言っていたが、この上りは結構きつい部類に入るんじゃないかな。 下り始めて3時間15分で登山口に到着。ザックをそこに置き、称名滝を見に行った。バスで遠くから見ていたが、近くで見るとその落差、大きさはダイナミックそのものだ。水しぶきもすごい。 バスの出発時間が迫ってきた。滝見学もそこそこに予定通り9時10分の立山駅行きのバスに乗り、駐車場へと戻って行った。結局途中水の補給はしなかったので、剱沢で入れた水がもったと思い、バスで水を飲んだところ出てこなくなった。 丁度なくなってしまった。ギリギリ助かったとはいえ、出発時に残量を確認せず、水場も確認しないまま進んだことは反省しないといけない。 その6時間後にはもう自宅にいた。さっきまで2000mを超える場所にいたのに、現実に引き戻された感がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.10 18:20:52
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