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東奔並走。

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2018.08.13
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カテゴリ:山歩き。
2年前にも登ろうとした会津駒ケ岳であるが、道の通行止めで断念した経緯がある。東北エリアにある百名山で唯一残っていた山だけに何とか訪れたいと思いながら時間が過ぎていったが、ようやく念願が叶った。

今回、新潟県魚沼市から国道352号線を進み、檜枝岐村に入った。滝沢登山口から頂上を目指す予定だったので、その登山口に近い「道の駅 尾瀬檜枝岐」で車中泊をした。
翌朝、雲は多いものの雨は降っていないので最悪このままの状態で進みたいと願いながら登山口を目指す。滝沢登山口に駐車エリアがあるが、到着した5時過ぎでほぼ満車状態で僕らが停めた後は残りのスペースもすぐに埋まっていった。

登山口からは急登ではないが、尾根伝いの登山道で高度を上げていく。最初は太陽の光も木々の間から差し込んでいたのに、次第に雲行きが怪しくなり、スタートして1時間ほどで雨が降り出した。

雨天時の上りはイヤだな

レインウェアを身にまとい登ることさらに1時間、駒ノ小屋に到着。雨もこの頃には一旦止んでいたが、レインウェアは着たまま、小屋に立ち寄ることもなく先へ進んだ。

駒ノ小屋
会津駒ケ岳はもうすぐ

小屋から15分ほどで頂上に到着。ただ、頂上エリアは木に囲まれ、眺望は望めなかった。雨は上がっていたとはいえ、周囲はガスで覆われ、視界も近場のみ効いている状態のためそこに留まる理由がなかった。

眺望なし

そのため山頂では長居をせず、そのまま中門岳を目指した。途中見かけるニッコウキスゲや池塘が広がる風景は、ガスで視界が効かない中、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

ニッコウキスゲ
頂上付近に池塘が点在

駒ノ小屋から会津駒ケ岳、中門岳に至る道は自然景観の保護のため木道が敷かれている。その木道もすべてが近年のものではなく、一部朽ち果てたものが混ざっていたのと雨で滑りやすくなっていたため歩行には一層の慎重さが要求される。その中を進むと池塘のほとりに木製標識が立っていた。中門岳とある。頂上とは言えない場所ではあるが、標識をよく見ると「この辺り一帯」を中門岳というらしく、何か大雑把感があった。

この辺り一帯を中門岳という

眺望も時々晴れ間が見えるなど天候の回復を期待させる様子もうかがえたが、すぐにガスが立ち込めるなどやはり不安定さはあり、結局一旦止んでいた雨も下山中に本降りになってしまった。
往復6時間。眺望をあまり楽しめなかったが、山頂付近一帯に広がる湿原や点在する池塘は岩稜帯の山にはない、気持ちを穏やかにさせるものだった。

下山後は、この村の名物「裁ちそば」に舌鼓を打ち、次の目的地である平ヶ岳方面に向かった。

裁ちそば

by モモ夫



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Last updated  2018.08.17 11:39:09
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