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テーマ:城跡めぐり(1258)
カテゴリ:おでかけ♪
旧江戸城の遺構は近くで見ることができるものと遠くから見ることができるもの、そもそもその角度から見ることは非常に困難なものがある。
もちろんどうやっても見ることができないものもある。 旧江戸城の中で「その角度から見ることが困難な」遺構を見るチャンスが訪れた。 それは、毎年春と秋に一般公開されている皇居乾通りの通り抜けだ。 城好きとしては訪れたい場所(エリア)の一つなのでこの機会を逃すことはできない! 富士見櫓、富士見多門櫓を近くで見ることができるチャンスは少ない。この2棟は皇居東御苑を散策すれば内側から眺めることはできる。また、遠望であるが外苑から富士見櫓を見ることはできる。しかし通常近くでその姿を見ることはできない。 この乾通り一般公開を利用して桜と櫓、北詰橋(きたはねばし)、西詰橋(にしはねばし)など普段容易に見ることができない遺構を見に行った。 入場は9:00からということで、8:40頃外苑に到着したが、すでに多くの人が並んでいた。それでも動き出したらスムースに移動できるので人は多いがストレスは特に感じなかった。 開門前から長蛇の列 坂下門をくぐる 坂下門をくぐり、宮殿正面を少し離れたところから眺めたあと、右手に富士見櫓が現れた。近くに寄ることはできなかったがそれでも石垣を含む全貌を見ることができたのはよかった。一般参賀に行けばこの櫓の下を通るのでさらに間近に見ることができるがそれでも十分その迫力を感じ取ることはできた。 間近で見る富士見櫓 富士見櫓から乾通りを進むと石垣の上にポツンとたたずむ富士見多門櫓が見えてくる。東御苑からだと木々に隠れて内側を垣間見るしかできないが、乾通りからだとその姿をはっきりと眺めることができる。富士見櫓のようなカッコよさはないがここを通らないと見ることができない貴重な景観だ。 ひっそりたたずむ富士見多門櫓 乾通りの脇に「門長屋」という建物がある。「長屋門」というとよく武家屋敷などに残る遺構として耳にすることがあるが、「門長屋」とは何だ?現存の遺構なのかわからない(調べてみたがよくわからない)。ただその傍に咲く桜とは絵になる風情があった。 門長屋 江戸城創建者の一人、太田道灌時代の遺構と思われる道灌堀を過ぎると、西詰橋(にしはねばし)が見えてくる。この橋も乾通りを通らないと見ることができない遺構(橋そのものは現代のものだがその橋を架ける石垣)だ。この橋を渡ると本丸天守台方面に抜けられるが、戻って来れないのでスルーして乾門方面に向かう。 東京の中心にあるとは思えない景色が残る道灌堀 西詰橋 乾堀に沿って進むと北詰橋(きたはねばし)が見えてくる。この橋は東御苑に出入りする際に通るので珍しいものではないが、横から見る切れ込んだ石垣の造形を見るのはここからしかない。 北詰橋と重厚な石垣 これで見たかった江戸城の遺構を見ることができ、かなり満足できた。 乾門から退場後は千鳥ヶ淵、桜田門、二重橋などを眺めて帰った。 ボートが密集する千鳥ヶ淵 桜田門 二重橋 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.31 22:54:10
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