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東奔並走。

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2019.08.07
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カテゴリ:山歩き。
キレット小屋→八峰キレット→鹿島槍ヶ岳北峰→南峰→布引山→冷池山荘→爺ヶ岳(南峰)→種池山荘→扇沢(12.5㎞)
扇沢→(バス)→ 信濃大町駅 →(JR)→ 白馬駅 → (バス) → 栂池第2駐車場

剱方面にかかる虹

縦走最終日。距離的には一番長いので5時30分にキレット小屋を出発。剱岳方面に大きな虹がかかっていたのが印象的だった。
小屋を出るとそこから八峰キレットの核心部に入っていく。すぐにクサリ場、ハシゴが現れるなどウォーミングアップなどの暇はない。
キレットというだけあって、スパッと切れ落ちている個所がある。足元も狭いのでクサリを伝って通過する。不帰キレットよりもスリリングといえる場所だった。

鹿島槍北峰が見えています
足元に注意して
いきなりクサリ場
まさにキレット

八峰キレットをクリアすると鹿島槍ヶ岳の斜面に出る。岩場を登ると北峰、南峰の分岐に着く。ここで、ザックをデポして北峰に向かう。片道7分ほどだ。
富士山、八ヶ岳はもちろん、槍、穂高がきれいに見渡せた。やはり朝はガスがないのでいい景色に巡り合える。
鹿島槍はもうすぐ
でかい双耳峰
北峰は人がいません
槍、穂高もくっきり
手前に五竜、後ろに白馬

南峰へ向かう吊尾根では別の登山者とすれ違うことが多くなってきた。冷池山荘からの人たちだろうか、身軽で降りてくる。北峰は人がいなかったのに、南峰に到着すると多くの人がいた。団体もいる。冷池山荘あたりからは危険個所がないのでそれだけアクセスやすいってことなんだろうな。

鹿島槍南峰
遠くに富士山も見えます
爺ヶ岳方面の稜線はクリア

後は扇沢に向けて下るだけ。頂上から見ると稜線伝いに登山道がよく見え、冷池山荘、その先の種池山荘まで見渡せる。上から見ると距離を感じないが、いざ歩いてみるとそんなにすぐにはたどり着けなかった。
下り始めてもう一度鹿島槍ヶ岳の雄姿を見ようと振り返ってみたがガスで覆われ、このあと見ることはできなかった。

遠くに種池山荘も見える
爺ヶ岳、南峰だけで十分です
縦走最後のピーク

布引山を経由し冷池山荘まで1時間少々、冷池山荘から爺ヶ岳(南峰のみ、中央峰はスルー)を経由し種池山荘まで約1時間の道のりだった。最後の休憩場所となる種池山荘はオリジナルのピザが有名なようで、1ホール1000円で焼きたてが食べられる。食べるつもりはなかったが、たまたまmomoが声をかけた人がそのピザを買い、「協力してください」と1ピース頂いた。山の中で焼き立てのピザを食べることはないため、とても美味く感じた。

種池山荘でピザのおすそ分けを頂く

種池山荘を後にして柏原新道を扇沢に向けて下りていく。道は急な斜面があるわけではなく、むしろなだらかな方だが、景色が開けないため単調な感じがした。そのため扇沢駅まで2時間20分ほどだったが、歩いている時間がとても長く感じられた。

扇沢は見えるがまだ遠い
柏原新道登山口にようやく到着
ゴールの扇沢

扇沢に到着し、信濃大町駅行きのバスにすぐに乗車できたのはよかったが、そこから白馬行の電車まで1時間ほど待たなければならなかった。地方になると電車の本数が極端に少ない。ようやく白馬駅に到着し、そこから25分ほど待って駐車場のある栂池公園行きのバスに乗車した。扇沢から栂池の駐車場までの時間の方が柏原新道を歩くよりも長かった。

約38kmの後立山連峰縦走も無事踏破できた。今回荷物の軽量化のため​ザックを新調した​が、自炊道具を担いでいったため軽さはそれほどでもなかった。しかも布団が薄いと寝られないため持って行った膨張式のマット(不使用)や館内にいるので使わなかった保温着など単なる荷物があったため、軽量化するためには必要な装備をきちんと考えないといけない。「一応」や「念のため」は根拠がないので、加重の原因になるだけだ。
もちろん小屋泊食事つきにすればずいぶん楽には違いないけど、コスパがねえ…。

1月に膝の半月板手術をして、初の縦走だったが上りはともかく、下りについては石で足をとられると膝に負担がかかるため痛みが出てくる。とはいえ、歩けない状態になるわけではないので、滑らないように気を付けて行けば大丈夫だ。


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Last updated  2019.08.14 13:19:13
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