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東奔並走。

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2020.08.04
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カテゴリ:山歩き。
​​​​​​​予報通り、夜中から雨が降り出した。テントにせず、バンガローにしたのは正解だった。予報では昼頃雨は止むとのことだが、雄阿寒岳へのコースタイムが長いため、雨が上がるのを待ってはいられない。
眺望は望めないため止めることも考えたが、阿寒岳は2座で1つだから残すわけにもいかず、登山口に向かって足寄から車を走らせた(信号ほぼ無し、他のクルマもほぼ無しの快適走行だ)。
雨中登山は何度かあるので構わないのだが、頂上に行くだけの登山になってしまうのであまり気持ちが乗らないのは誰しも同じだと思う。ガスの切れ間の眺望を期待していくしかない。
ルートは1つしかなく、阿寒湖畔の登山用駐車場に止めて行くことになる。

マリモを採るな!と注意書きがある

やはりというか、こんな天気だから先行者はいない。雨はほぼ上がった状態だが、木々から水滴が落ちてくるのでレインウェアを着て7:40に出発。もちろん鈴も鳴らして。

レインウェアは一応着たが、腕、脇、腹のファスナーは全開しないと暑い

出発時に釣りに来た地元の人たちと話をしたが、四合目が八合目のように感じると言っていた。登ってみてわかったのだが、合目の標識の間隔がかなり長く、彼らの言う通り四合目の標識までは結構時間がかかった。実際、五合目までは標識間が長くどこまで来ているのかわかりにくい(地図にもそう書いてある)。
ここまで約2時間。半分以上クリアなのに四合目か。
四合目から約30分で五合目。晴れていれば展望がよさそうだ。

五合目は展望が開けているが、生憎雲っているので何も見えない。小休止して先を目指すが、今度は拍子抜けするぐらい合目の標識間隔が短い、あっという間に六,七,八合目。頂上らしきものが見えてきたと思ったら、そこは九合目。
合目の基準がよくわからん。九合目に来てようやく本当の頂上が見えた。

九合目なのにいったん下って、登り返した先に頂上がある(うっすら奥に見えている)

雨は止んでいたが、頂上から雌阿寒岳方向は雲で見通せない。代わりに眼下にはペンケトーという湖?沼?が広がっているのがよく見渡せた。
標識も摩耗している
眼下にペンケトー(アイヌ語で川上にある沼、湖のこと)

晴れ間は期待できそうにないので、元来た道を戻る。往復6時間。雌阿寒よりも時間がかかるコースだった。
結局この日、こんな天候で出会った人は僕らの他に4人だけだった。

補足:レインウェアを着て行ったが、いくら透湿素材を使っていても中は汗で濡れてしまう。蒸発のスピードより発汗の方が早いため水滴を防ぐにはいいが、ドライ感はないし暑いため、どうせ濡れるので途中で脱いでいくことにした。笹などヤブ漕ぎをするような場所では水滴でビチャビチャになったが、吸水性のいいタオル(洗車用!)を服にあてるとよく吸い取る。乾燥はしないがべたつきがなくなるのでとてもいい感じだ。タオルを絞ると結構水?汗?が出てくる。即効性はあるな。

翌日以降、斜里岳、羅臼岳、大雪山、利尻山を目指す予定だったが、天気の回復は望めないためこの先の山行は取りやめて帰ることにした。結局3座登って百名山は1座か。まあ天気が相手では仕方がないな。
また天気の良い時期を見計らってチャレンジしたい。


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Last updated  2020.08.10 15:48:16
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