東奔並走。

​​​​真田家の城といえば上田城となるが、江戸時代に真田家は上田から松代に移封され、この松代で明治維新を迎えている。ちなみに上田城は仙谷氏の居城となり、そのまま明治維新を迎えている。
ただどうしても、真田といえば上田がPRされているので、どうしても上田城に足が向いてしまいがちだ。
松代城が江戸期以降の真田氏の居城であるとわかっていたが、なかなか訪れることができなかった。
今回長野の山を登る前にようやく立ち寄ることができた。

この松代城は、別名海津城とも言われ、そう聞くと武田信玄vs上杉謙信の攻防（川中島の戦い）を思い起こすが、城跡自体は戦国期のものでなく、江戸期の平城で、石垣、土塁の他再建された櫓門などがあるにすぎない。

上田城ほどメジャーでないためか、コロナによる外出自粛かわからないが、城内は閑散としており、自分としてはゆっくり見ることができたのはよかったが、城郭としての規模は小さいのですぐに見終わってしまった。
それでも、場内はきれいに整備され、周りには高い建物などなく、静かな雰囲気に包まれた城跡だった。そのあと、葛飾北斎の作品を展示しているという「北斎館」に行った。富嶽三十六景等の絵があるのかと思いきや北斎漫画という絵の教科書的な作品が特集展示されていた。また祭屋台天井絵など見たことのない作品もあり、下調べをせずに行ったわりには面白く鑑賞できた。