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カテゴリ:山歩き。
「ヤビツ峠」というと自転車の、ヒルクライマーのメッカ、というか聖地として取り上げられるが、丹沢表尾根を歩く上での起点となるところでもある。今回、そのヤビツ峠から塔ノ岳を目指すことにした。
7:00にヤビツ峠をスタート。駐車場のすぐ脇に岳ノ台、菩薩峠を経て二ノ塔に出るコースもあったが、こちらは戻りの時に通ってみようということで、ヤビツ峠から25分ほど先の登山口から登り始めた。 7時前でも駐車スペースの残りはわずかだった ここまで1.7㎞歩いてようやく登山口 しばらく樹林帯を歩き、ニノ塔を経て三ノ塔に出る。展望が良いところだが、雲が多く、富士山は臨めなかった。 大山をバックに歩くmomo 二ノ塔。休息エリアでもある 三ノ塔から。この時は塔ノ岳もクッキリ見えていたが・・・ 行者ガ岳を越えるとクサリ場が出てくるが、まだ登山者は多くない時間帯だったため、スムーズに通過。約3時間半ほどで塔ノ岳に到着。翌日から天気が崩れる影響か雲が多く、蛭ヶ岳方面も視界が良くなかった。丹沢山に行くこともできる時間だったが、この後の天気が気になったので、ここでカップ麺を食べて元に引き返すことにした。やはり天気が良くないと楽しみも半減してしまう。さっきまでは晴れ間もあったが、ここにきてどんよりしている。引き返そう。 ここからヤビツ峠まで、道標では7.9kmとある。一方大倉までは7.2km。大倉尾根はバカ尾根というくらいだからひたすら上るか、ひたすら下りるだけだが、この表尾根コースは行きつかのピークを超えて行くのでアップダウンが多いため、数字以上にハードだ。しかし来た以上は戻らないと車を回収できないので、とっとと引き返した。 昼前後の時間帯は、塔ノ岳を目指す人たちに遭遇いやすれ違うことが多く、幅の狭い木段では譲ったり、脇に寄って進んだりと、往路ほどスムーズにはいかない。典型的なのが新大日から行者ガ岳にあるクサリ場だ。行きは人がいなかったが、この時間は降りる人で渋滞していた。これを待っていてはキリがないので途切れそうなところで一気に登り、通過した。高さはそれほどでもないと思うが、足場が良くないのか時間がかかるようだ。 三ノ塔への登り返しにもがきながらも最後の山場を通過し、ニノ塔から菩薩峠、岳ノ台経由でヤビツ峠を目指した。 この先の道は滑りやすいし、いったん滑ると手がどろどろだ しかし、このルートを下で使ったのは果たして良かったのか、少なくとも次回使いたいと思わないルートだ。荒れているわけではないのだが、土が粘土質で斜度がそこそこあるので滑りやすい。 上りで使ってもしんどいルートだ。しかも地蔵峠に着いたら、気持ち的にもう終わりかと思いきや、ここから岳ノ台に向かって再び上りが始まる。岳ノ台には展望台があるが、天気も悪いし、そのまま通過。 これであとは下るだけかと思いきや、小さな上りが2回ほど待ち受けていた。 晴れていればここから富士山が臨めるそうだが、曇っているのでスルー ヤビツ峠に到着。行きはいいかもしれないが、戻りでこのルートはしんどい 普通にピストンすればとっくに駐車場に着いていたが、単純ピストンを避けるため違うルートを安易に選ぶと長距離縦走後の足には結構応えるものだった。 とはいえ、地図である程度の起伏はわかっても歩いてみないとわからないこともあるので、今回はこれはこれで勉強になった。 ヤビツ峠に車を止めてもいいが、さらに進んで、この地蔵峠にも駐車エリアはあるのでここからのスタートでも良いかもしれない。ただしトイレがないのが厄介だ。 表尾根は稜線に出るととても見晴らしがよく気持ちいいが、適切にルート選択しないと気持ち良さが吹っ飛んでしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.27 18:45:26
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