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東奔並走。

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2022.02.12
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カテゴリ:山歩き。
​​​​​​​​​​先日の大雪の影響で近隣の山はどこに行っても「雪山」と化しているので、どこに行っても「雪山」を楽しむことはできる。しかし、人出の多い山は雪だと歩きにくい(追い越しもそうだが、踏み固められてぬかるみやすい)ので、マイナーな山を探してみた。

山梨百名山の一つに「小楢山(こならやま)」というのがある(そうだ)。金峰山、乾徳山の南方に位置する1713mの山だ。
頂上からの展望がいいとのことだし、地元民はともかく、僕が知らないだけかもしれないが、メジャーではないだろうから人もそれほど多くないだろうし、雪もあるだろうから楽しめるのではないかと行ってみることにした。

何かと大変な山行になった小楢山

出発は現在休館中の「フフ山梨」そばの専用駐車場から。すでにこの駐車場辺りから積雪で覆われ、スタッドレスだからいいものの、さすがにノーマルタイヤは無理な場所だ。
*トイレは近くにあり、水も流れる。手も洗えるのでありがたい。
到着時は1台先行車があり、その後もう1台来た程度でマイナーな感じが伺われる。

出発時は3台、下山時に2台見た程度。真ん中あたり木の後ろにトイレがある
ゲートを開けて出発。標高は834mだけど、結構ありますね、雪

出発したものの、足首程度まで埋まる積雪だ。踏み跡も車2台分の先行者(3~4人?)のものなので、わずかしかなく、新雪に踏み込むようなものだった。この時点からチェーンスパイクを装着しようかと思ったがツボ足で行けるだけ行くことにした。

雪は踏み跡があろうとなかろうと速度を下げてしまいます
途中富士山の雄姿が。山梨だとどこでも見えるんでしょうね

次第に積雪も足首からすね辺りまであるなどで歩くペースが落ちてくる。斜面が急ではないため滑ることはないが、締まっていない雪質(ほぼパウダー)のためズボズボ沈む感じだ。
登山道は途中で「父恋し道」「母恋し道」という変わった名前の道に分かれる。その分岐点までコースタイムは1時間20分ほどだったが、1時間30分ほどかかってしまった。

右に行けば母恋し道へ。右は父恋し道だが、歩きやすそうな右へと進む
父、母分岐点からは目指す小楢山が見える

「父恋し道」は旧道で結構な急坂らしいので、ここは「母恋し道」をたどる(ていうか、先行者も母恋し道だった)。母恋し道は急坂ではないものの雪による歩きにくさもあり、チェーンスパイクを装着してみたものの、分岐のある小楢峠までほぼコースタイムの1時間20分ほどかかった。
momoも頑張って登ります
小楢峠。頂上まであとわずか

小楢峠から頂上までは緩やかな傾斜で15分ほどで到着。
真正面にはドーンと富士山、その下には甲府盆地が広がっている。遠くには南アルプスが横たわり、北岳、間ノ岳と日本の1,2,3位を見ることができた。

見晴らしが素晴らしい頂上(空は青いんですが、逆光と雪で全体的に白い)
甲府盆地がよくわかる
左に北岳、中央に間ノ岳
わかりにくいが、中央の黒いポチッとなった部分が金峰山の五丈岩

下山も母恋し道で戻ろうと思ったが、父恋し道は急坂とはいえ、下りなら雪もあるので多少はマシかなと思い、そちらを選択した。
途中に「幕岩」という展望のいい(らしい)場所がある。しかしそこはクサリ場になっており、岩に積もった雪をかき分けて、やや凍っているクサリを頼りに登らないと辿り着けない。クサリ場の上までは登ってみたものの。その先は平な岩の上(しかも当然雪が積もっていて、その上傾いている)を這っていかないといけない。さすがにこれは滑るとマズいので、あきらめた。

幕岩に行ってみたものの
この上までは何とか登ったが、そこから先はあきらめた

平岩からすぐそばに「大沢ノ頭」というピークがあるが、こちらは場所も狭く、展望がイマイチだった。
ここから父恋し道を経由して母恋し道との合流点に戻るのだが、ここから転倒が続くことになる。
大沢ノ頭。狭いピーク。左手に進むと父恋し道。ここから悪戦苦闘が始まる
写真ではわかりにくいが結構急坂。雪が滑ってめくれ上がり、下の土が所々出ている

雪は斜面に乗っかているだけなので、地面と雪の境は凍って引っ付いていないため斜面に体重がかかると
雪ごと滑る。その地面も枯葉に覆われてその上に雪があるのでなおのこと滑りやすい。先行者の踏み跡がそれを物語っていたが、同じ浮き目に合ってしまった。わかっていてもズルっと滑る。しかもチェーンスパイクの金属部に雪が団子状に張り付いているのでそれも滑る一因になっていた(塊を落としても実際は滑るけど)。何度も滑りなど悪戦苦闘の1時間で合流点に到着した。
この父恋し道は上りで使うにも急坂なので大変だが、下りは雪の場合は使わない方がいい。
単純ピストンを避けようとする思いが裏目に出てしまった。

無事に下山。雪も結構溶けていた

結局この日、下山途中の先行者1名の他、頂上で6人会ったのみなので、僕らを含め9人しかこの山に来ていない感じだ。メジャーではない山は静かな反面何かと時間もかかるが、久々の雪山に行って学ぶこともあったので良かったかなと思う。


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Last updated  2022.02.14 14:13:35
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