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テーマ:山登りは楽しい(12253)
カテゴリ:山歩き。
2日目の朝を迎えた。
もう少し早ければ朝焼けの富士山を拝むことができたが、それでもまあいい感じ テント場の朝は早い。目覚ましをしなくても誰かが動き出すので嫌でも目が覚める。この日は荒川小屋(テント泊)までの予定なのでそんなに急ぐ必要もなく、明るくなってからテントを片づけた。荷物を全て小屋前のベンチまで運び、そこで朝食をとり、6:15ごろに出発。最後ではないがほぼ最後の方の出発だ。 静かになった小屋を出発。奥には双耳峰のような笊ヶ岳~布引山~青薙山も見えます ただ、出発前にキャンセルと下山の話をしている人たちがいたので、気になってきき耳を立てていると明日あたり台風が接近するようだ。出発前は晴れ予報だったのに、ここに来て台風! 天気予報を見ると確かに翌日は風雨が強くなる予報だ(でも今は絶好の晴天だ)。これでは荒川小屋でテントを張っても翌朝の行動(赤石岳から下山)に支障がでる(テントの撤収も大変だ)。 そこでmomoと相談した結果、荒川小屋をキャンセルして赤石避難小屋に変更する方向で動き出した。3000m峰の縦走できつくなりそうだが、少しでも下山しやすい方がいい。ただ、東海フォレストの受付は10時以降なので、まずは登ることに専念することにした。 赤石方面の天候はクリアだが今日の夕方辺りから雨、風が強まるって信じがたい 森林限界を越えると千枚岳はすぐで、富士山をバックに登っていく。頂上からの見晴らしも素晴らしく、これで本当に明日台風が接近するのか信じ難い天気だ。 千枚岳頂上 次の丸山、奥に悪沢岳、左に荒川中岳、前岳と3000mの稜線が続いていく 続いて、3032mの丸山。だが、公認の3000m峰にはカウントされていない。悪沢岳の付属峰なのか、単なる小ピークとしての位置づけなのか??? 丸山の頂上から 3000mからだと眺めはいい。左奥に甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、ちょっと突き出す北岳 次は悪沢岳(荒川東岳)。ここだけ岩が多い 丸山から悪沢岳(荒川東岳)へはお花畑やロックガーデンともいうべき岩の間を通り抜けて到達する。3141mからの見晴らしは素晴らしく、360度の広展望だ。甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳など南アルプス北方の百名山が連なり、さらに遠くに中央アルプス、御嶽山なども確認できた。天気がいいとずっと見ていたい気にさせる絶景がそこには広がっていた。 3141m悪沢岳。日本第6位の頂上 左手前に塩見岳。その奥に仙丈ケ岳。真ん中奥に甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥だけなどを一望 手前は中央アルプス、左に南駒ケ岳、右に空木岳。奥に御嶽山。 悪沢岳から荒川中岳へは急傾斜を一旦降りて行く。降りてからの登り返しは結構きついが登るしかない。中岳避難小屋で宿泊地変更の電話をしてみたが、うまくつながらない(一応電波は入る)。なら、荒川小屋で話をしてみようと先を急ぐことにした。 悪沢岳から次の中岳へは一旦急斜面を下っての上り返しとなる 後ろは悪沢岳。再び登っていく 富士山はこの後隠れて行った・・・。 荒川前岳(3068mだが、これも非公認の3000m峰)に着くと一人のランナーと遭遇した。そう、今年はTJAR(トランス・アルプス・ジャパン・レース)が行われて、今まさに選手が前岳から赤石岳を抜けて行こうとしているところだった。TVではその姿を見たことはあったが、ナマでその姿を見るとスゴさが半端なく伝わってくる。富山から静岡の大浜海岸まで415kmを1週間以内に駆け抜けていく過酷なレース、選手はさまざまな思いを持って出場しているのだろうが、その姿に鳥肌が立ち、感動しきりだった。 前岳から荒川小屋まで約1時間。12時前には到着し、本来なら本日の行程は終了だったが、まずは再度東海フォレストに電話をし、宿泊地の変更ができるかmomoが確認をした。やはり明日の天候を考えるとキャンセルが相次いでいたのだろう、当初満室だった赤石岳避難小屋にもキャンセルが出て、幸い宿泊することができた。 明日は風雨が強まるので、”ラスボス”の赤石岳を目指す。真ん中の尾根ではなく、右から攻める 水を補給し、赤石岳を目指す。赤石岳は遠くから見ても近くで見てもその山塊の凄さに圧倒される。荒川小屋から大聖寺平までは緩やかに高度を上げていくが、ここから小赤石の肩までの登りが結構辛かった。少し登っては立ち止まる、が多くなってしまう。momoも登りのキツさと疲労で随分遅れ出した。辺りはガスも湧き始め、先ほどまでのクリアな眺望が徐々に隠れていく。赤石岳からの富士山は期待できそうになかった。 ここから小赤石の方へと上がっていくが、足取りが重くなってきた(ザックも重いけど) 小赤石岳からようやくゴールの赤石岳を臨む。すぐそばに避難小屋も見えていた 小赤石岳は3081mだが、これも公式の3000m峰にカウントされない。赤石岳の付属峰だからのようだ。ここから最後の赤石岳まで一旦降ってまた登るが、頂上と避難小屋は見えているので気持ち的にもマシだった。 日本第7位赤石岳。晴れてはいるがガスが立ち込めてきて、視界が悪くなってきた 頂上から小屋まで1分。 避難小屋(管理人在中)は頂上から1分で到着する(15時30分ごろ到着)。辺りはガスで覆われ、このあといつ雨が降ってきてもおかしくない雰囲気になっていた。 小屋に行くと見たことのある顔があった。クライマーの平出和也さんだ。今回TJARのカメラマンをしているそうで、この前を通過するランナーの到着時刻を聞いてはアシスタントと共にカメラを持ってその姿を追っていた。待っている間は、小屋内でこれまでのロケなど気軽に話しをされるなどいい時間を過ごせた。偶然とはいえ荒川小屋から足を伸ばしてきた甲斐があった。 避難小屋は宿泊定員を絞り、今回の宿泊者も10人程度となっていた。食事は自炊のみで飲み物は購入できる。 他の登山者との談笑をしているとついに雨が降り出した。風も吹き始め、ランナーは今晩から明日にかけて疲労と風雨に耐えながら進まないといけないなど想像を絶する大変さを考えると無事に走り切ってほしいと願うばかりだった。 そんな中一人のランナーが小屋前を通過するというので外に出てみると、平出さんがランナーの後ろをカメラを持って追いかけながら降りてきた。ランナーは小屋前で立ち止まり、小屋番の方などと言葉を交わし、ガスの中聖岳方面へと走り去って行った。ただただすごいとしか言いようのない瞬間だった。 無事完走できたそうだが、ここから聖平を経てロードに入っていく。ただただ凄い 風雨が強まっていく中、20時の消灯時間を迎えたため、明日に備えて就寝した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.16 10:06:18
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