すぐそこにあるのに見えない富士山~黒岳・釈迦ヶ岳
以前、三ツ峠山から富士山を眺めようと登ったが、ガスガスで何も見えなかった。今回そのリベンジではないが、富士山の展望が良いという黒岳(セットで釈迦ヶ岳)に行くことにした。家を出てからも雲が多いので、不安はよぎっていたが、富士河口湖町に着くとクリアーではないが富士山がその姿を見せていた。これなら大丈夫かと期待が持てそうだったが、黒岳方面はガスに覆われており、不安がが消えることはなかった。すずらん群生地のある駐車場を利用して登山をスタート(トイレはこの近くの野営場にある)。登山口は駐車場のある「すずらんの里」にあるようだったが、それに気づかず車道を歩いて行くことになった。このゲート前に1台駐車していたが、下の駐車場もすぐだし安心だしかも、すずらん峠に出る道を見落とし、しばらく新道峠に向けて歩いてしまった。途中で気付いて事なきを得たが、時間を無駄にしてしまった。普通なら見落とさないのに、スルーして新道峠の方へ行ってしまった辺りは鳥の声もセミの鳴き声もしない静かな状態で、空を見上げると青い部分はほとんどなく、雲で覆われっぱなしだ。道もガスがかってこのまま頂上に着いても期待できないことは容易に想像できた。静かだが、ガスっていてこの先も期待が持てそうにない天候だ頂上付近も木々で覆われており、標識の奥200m先の展望台へ行ったが…一縷の望みをかけた展望所に行ってもやっぱり辺りは白く、ガスも切れそうにないので早々に釈迦ヶ岳へと足を進めた。日向坂までもこのような調子が続く日向坂(どんべい坂ともいう)までは下りが続き、そこから再び上りになる(釈迦ヶ岳の登山口でもある)。標識はないが、ここが日向坂。右手から登っていく途中の展望はほとんどなく、樹林帯をただ進んでいく。釈迦ヶ岳の頂上直下は岩場で、ここだけ雰囲気が違った。虎ロープがあったりするが、特に危険個所というほどではない頂上にはお地蔵さんが置かれている。この点、同じ釈迦ヶ岳という名前でも奈良の大峰山系にある釈迦ヶ岳とは違っていた。ちなみに奈良の釈迦ヶ岳には大きな釈迦如来が立っている。お地蔵さんもマスク。奥の高い山が先ほど登った黒岳天気は晴れですが、この先に見たい富士山は雲の中展望はやはりなし。黒岳などそばにある山々は見通せるが、富士山は全くダメだった。諦めて下山。空気の澄んでる秋でないとダメかな。にほんブログ村