日本の技術力に感動~H-2A_37号機
今年8月の夏休みを利用してロケット発射を見に行ったが、燃料系のトラブルで延期となり見ることができなかった。その時のブログには「次の機会はいつになるかわからない」と書いたが、その機会は早く訪れた。12月23日にH-2Aが発射されるとのことで、momoの実家帰宅を兼ねて再チャレンジで種子島に行った。今回は費用を抑えるために「Peach & Toppy」で移動した(Toppyは高速船のこと)。出発は早いが、安い posted by (C)momo夫(代理)高速船もロケット(後方は桜島) posted by (C)momo夫(代理)見学場所は前回と同じく恵美之江展望公園。その時の最前列は前日からの場所取りで後塵を拝した形だったが、今回は良い場所を確保するぞ!と意気込み、前日に乗り込んだが、何か様子が違う。周りにレジャーシートが見当たらない。ふと看板に目が留まった。「場所取り禁止」と書いてある!しかも、「無人のレジャーシート等は撤去します」とのこと。前回の場所取りのひどさに苦情が殺到して、行政も動いたんだろうな。やや腰砕け感はあったが、これで最前列への勝負は「夜討ち」はかけられないので、「朝駆け」に賭けることになった。それよりも、このクリスマス前の寒い時期に果たして見学者は多いのかどうかが気になったが、好きな人は来るだろうから、夜明け前に行くことにした。翌日、朝7時前の到着を目指してクルマを走らせる。途中同じ場所に行く車も見かけない。これはイケるかも!と期待を持って駐車場へ到着すると、ほぼ満車に近い状態。ヤバい!と思いながら見学エリア最前列を探しに行くと、意外と場所は残っていた。結果的には最前列を確保できたのでよかったが、これは夏に比べて見学者が少なかったためだと思われる。最悪、場所が取れなくても高さでカバーしようとmomo宅からビールケースを持参したが、休憩用の椅子になった。発射は10時26分と3時間半程度の待ち時間だから前回に比べはるかに短い。夜明け前の発射場にはH-2Aが静かにその時を待っていた。夜明け前 posted by (C)momo夫(代理)朝は寒かったが、それでも奈良に比べるとマシな方で、時間が経つにつれ、気温が上昇し、暑くなってきた。人も増えてきたが、やはり夏の時よりは圧倒的に少ない。それでも最前列は多くのカメラ(三脚付き)で陣取られている。少しでも近くで見たい posted by (C)momo夫(代理)最前列 posted by (C)momo夫(代理)発射400秒前辺りから場内にカウントダウン(公式?)が聞こえてきた。「システムに異常はありません」などのアナウンスもあり、周囲のボルテージは上がっていった。「5,4,3,2,1」ときて、「点火」。メインエンジンに火が見えた。あれ、静かなのかな?と思った次の瞬間、轟音が響いてきた。白煙が発射場の周りに立ち込め、H-2Aは轟音とともに上昇し始めた。リフトオフ posted by (C)momo夫(代理)一気に上昇 posted by (C)momo夫(代理)上昇し始めたら、後はグングン加速。瞬く間にその機体は小さくなり、雲のない青い空に白煙の軌跡だけを残してその姿は見えなくなった。グングン加速 posted by (C)momo夫(代理)秒速1.3km posted by (C)momo夫(代理)この後見えなくなった posted by (C)momo夫(代理)この間1分少々。戦闘機の飛行演技と違い、ただ一直線に上昇していくだけだが、鳥肌が立つほど感動した。今回2基の衛星(つばめ、しきさい)を積んで異なる軌道に乗せるというミッションだったが、どれも成功したとの報道だった。ただただ、すごいわ。