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テーマ:ヨーロッパ旅行(4253)
カテゴリ:オーストリア写真
上の写真は以前の記事カールスプラッツ駅でも紹介しておりますオットー・ワーグナー作のウィーン郵便貯金局です。この建物が完成したのが1906年で、今から101年前になります。 前回は大した説明をしておりませんでしたが、このオットー・ワーグナーという建築家は1841年生まれのウィーンの建築家で、「芸術は必要にのみ従う」や「実用的でないものは決して美しくはなれない」などの言葉を残し、それまでの様式に沿った建築物ではなく、機能性や合理性を重視する近代建築(モダニズム建築)の理念を表現しています。 この郵便貯金局はアルミニウムを多用した最初の建築物だそうで、幾何学的な形態を用いたガラスで囲まれたホールなどはこれまでの形態・装飾ありきの様式建築とは違った、機能的・実用的でありながら芸術でありうる近代建築の特徴が表現されています。 これまで紹介した様式建築 ゴシック様式 シュテファン大聖堂 聖ヴィート大聖堂 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 ビザンチン様式 サン・マルコ寺院 サン・ヴィターレ聖堂 バロック様式 カンピドリオ広場 サン・ピエトロ大聖堂 ランキング登録中です。もしよければ投票お願いします。→ → ぶらりあるきウィーンの博物館 世界の建築・街並みガイド(5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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