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テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:住宅の問題
本日は見るも無残な家の写真です。真っ黒になってしまっていますので火事の写真かと思われる方もいるかもしれませんが、実は水による腐食で黒くなってしまったものです。
上写真:バルコニーの一部を解体したところ 下左写真:外観・右上が問題のバルコニー(40平米ほどあります)で右下に見えるドアが玄関 下右写真:離れの押入れ・玄関向かいに入り口があり同じくバルコニーの下に当ります 建築時、私自身が関わった建物ではありませんが、先日の台風で雨漏りが発覚したお宅の復旧に2軒ほど関わりましたのでそのうちの1軒の写真です。 1軒目は2階バルコニーの下部にあたる軒天に通気のため有口板が使用されていたのですが、接している道路のすぐ向かいが崖地で、台風による下からの風雨によりその有口板から水が浸入してしまったというものでした。 そちらのお宅に関しては壁や軒天等を一部解体して見たところ、今までに水の入った形跡はありませんでしたので、水の進入経路を断定して防水処理及び復旧で済んだのですが。 上の写真はそれとは別のお宅の写真です。先日の台風で発覚したと書かせてはいただきましたが、実際のところかなり以前から水が入ってしまっているのは明らかです。 ではなぜ発覚が遅れてしまったのかというと、旦那さんは日本人ではありますが(奥さんはカナダ人です)基本的にはカナダに住まれている方で、日本に戻ってこられた時のみ滞在する別荘のような建物だというのが一つ目の理由です。 二つ目の理由が、見た目は一体ですが玄関からは入れない離れのようなほとんど物置として使用していた部屋で、しかも押入れの中のみ内部に水が浸入していたということ。 正直なところ普通のお宅では開かずの間のような部屋はないでしょうから、ここまで腐食するまで気づかないということはないのでしょう。かなりカビ臭くもなってしまっていましたから。 逆になぜ発覚したか、またどのような原因だったか? については長文になってしまいますので本日は控えさせていただきます。 追伸:新しいデジカメで最初に撮った写真がこの雨漏りの写真でした。前回の記事の写真もこのお宅で撮影したものです。 ランキング登録中です。もしよければ投票お願いします。→ → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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