もう、おわったもん
リビングに置いてあるキーボードに向かってゆずきが一生懸命何かしていた。いったい何をしているのかと思ったら、私がセロハン・テープで鍵盤に貼った音名を書いた小さな紙を、真剣に剥がしていた。「それ、貼ったままにしといて、また弾いてもいいんだよ。」(母)「だって、せいかつはっぴょうかい、もう、おわったもん。」(ゆずき)ゆずきの保育園の生活発表会は22日に終わりました。連日の練習もわりと積極的に機嫌良く参加していたようで、私も昨年ほどは気にかけずにいたのだけれど、楽器の練習は好きでやってたわけじゃぁなかったの?「やらなきゃいけない」と思って頑張ってたの?終わってほっとしてる?ちょっと複雑・・・当日は本当によく頑張りました。もちろん、それまでの練習もです。鍵盤ハーモニカと木琴の演奏と歌。打楽器の演奏と歌と手話。劇とオペレッタ。顔色が変わるくらい真剣な顔をして、皆に交ざって最後までしっかり出来ました。帰る時にはヘロヘロ・・・でした。入園前の2年前、生活発表会を見に行きました。先の流れが読めない「いつもと違う」ことが苦手なゆずきにとって、生活発表会を混乱することのないよう過ごさせることが、1年間通しての大きなテーマになると思ったから。保育士さんたちが進行表を片手に右往左往してる中、空いている保育室で着替えをして飾りを付けて・・・帽子さえ、無理矢理慣らした1つ以外は完全拒否だったゆずきには絶対無理だと思いました、その時は。ところがどっこい、子どもは著しく成長するものでした。ヤッタネ!!カッコよかったよ!