カテゴリ:社会
2007年5月17日、鉄道高速化計画の目玉として登場した弾丸列車が走行を開始して1か月、定期点検のため河南省鄭州市の鉄道局検査場に戻ってきた。約100人の技術者が車体を検査したところ、無残なほどボロボロにされていることがわかった。
ボロボロになった原因は乗客による備品の持ち去り。被害が最も多かったのは手洗い場のセンサー式蛇口。 多数取り外されてなくなっていた。さらに緊急脱出用のハンマー。また密室であるトイレも被害が大きかった。便座の温度調節つまみやペーパーホルダーの軸さえ取りはずされ消え失せている実態には、ただもうむなしさが募るばかりだと技術者たちはこぼす。 つまり、中国の新幹線が運行開始したが、車両内の備品が盗られ放題だったと。 中国の民度の低さにはあきれるしかないが、それよりも、私たちの(日本の)常識って通用しないのだなあという思いのほうが強い。 昔、読んだ次のような記事を思い出した。 ある国では手紙を出しても相手に届く保証はない。もし無事届いたら幸運だったと思え。 なぜ、手紙が届かないのか? 内戦とかで治安が悪いから? 郵便網が未発達だから? 交通の便が悪い? 流通の問題? それとも国家権力による検閲とか、押収とか? 私が考えたのはそんなことだった。 しかし、その理由は…… 郵便ポストから手紙を収集する郵便局員が貼られてある切手を剥がしてネコババするから。 もちろん手紙はポイ。 日本の常識では測れないことってあるものだとつくづく思った次第である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月20日 18時46分00秒
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