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あれは小学校か中学校の頃だと思うんだけど、
社会の教科書かなんかで オイルショックの時にスーパーマーケットにトイレットペーパーを求めて殺到してる人々みたいな写真を見た。 俺は「戒め」のようなニュアンスをそこに感じて はっきりと失笑した。 いくら大変な時にも そんなパニックになったとしたら それは、デビルマンのラスト近くになって 暴徒化してる人々とたいして変わらないじゃないか。 あれは、悪魔以上に悪魔的になっている人々を描いている場面だったのではないか。 武士は食わねど高楊枝って言葉を知らんのかい、と。 当時、俺ははっきりと失笑した。 今、地震でこんな状況になり なんだかスーパーマーケットで買い占めしてるなんてのを ネット上で見たり、聞いたりする。 実際にスーパーやコンビニでは いろんな食品なんかが消えたりしてる。 当時とは俺の人生の重みもちょっとは変わり、 今なら「守るべき人のため」特に「自分の子供のため」なら 必死になる人の心情は理解できる。 こんな時でも仕事で頑張る社員の為に カップラーメンや食べ物くらい買いだめしてもいい気持ちはある。 だから、頭ごなしに全てダメだと言いたいわけじゃないんだ。 ただ、その心の奥底にある心情が 自分の欲を満たすため、 自分の不安を消すために、 他者のことなんか二の次、三の次に考えているものだとしたら、 それは、昔俺自身が嫌悪し、失笑したものになる。 それは、許せない。 自分を許せない。 だから、備えることはとても大切なことだけど 分け与える気持ちも忘れずにいたい。 奪いあえば足りず わけあえば余る って、とても好きな言葉だけど こういう時にこそ思い出したい言葉だ。 こんな日記で、誰かがなにか感じてくれたら嬉しいけど 一番向けたいのは、実は、自分自身だ。 ここを読んだ人に対して言葉を発することによって 自分の思考や行動を律したい。 俺が、ありたい俺であるために。 まだ、 「M7以上の余震確率 3日以内70%」 なんてニュースもある。 被災地のこと考えても、まだまだ終わっていない。 これからたとえどんな状況になったとしても、 あの頃の俺に、失笑されない俺であるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月13日 20時48分56秒
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