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酒とにゃんこと角松敏生

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2009年01月23日
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カテゴリ:にゃんこ
わんばんこ(^^)/

よく訪問させていただいているいくつかの猫ブログ。

その一つであるジュルのしっぽ-猫日記-

管理人であるhana*さんがある署名の募集をされています。



犬猫の殺処分方法再検討の要望書



詳しくはhana*さんが日記に書いておられるので関連記事をどうぞ。

【署名】30万の命のために

世論は声でできている

殺処分廃止でない理由

ご報告

hana*さんは人気ブログの管理人さんですが、ごくごく一般の方です。

しかしながらご夫妻できちんと勉強をされ・・

事実に基づいて発信された文章には大変説得力があり、どれも心に響きます。

そしてこの日記を公開された後・・

でぶねこ☆めんまさん
しろいねこ
ちゃとらとはちわれ

人気ブログランキングでも上位を占めている皆さんがこの署名活動について取り上げました。

さすがは人気者達。

そこからまた輪が広がり署名数はものすごい勢いで伸びています。

目標の1万はもうすぐ達成できることでしょう。

ブログの力って本当に大きいのだと感じました。

皆さんの記事もそうなのですが・・

そこに寄せられたたくさんのコメント。

思わず熱いものがこみあげてきます。

でぶねこ☆めんまさんに書かれているハチドリのお話しも胸を打ちますね。





私は勉強も言葉も足りないので、ここで少し先代を話しを。

父の実家では犬を、母の実家では猫を代々飼っていたそうです。

一軒家の持ち家に住んだらぜひ猫と暮らしたい。

そんなことをずっと思っていた母。

その願いが叶い、猫を迎えることに。

たまたまご近所にお腹の大きな猫さんがいました。

母は飼い主さんに産まれたら仔猫をいただきたいと伝え、約束を交わしました。

ところが、その猫さんの出産が上手くいかなかったのか・・

お話しはダメになりました。

それからしばらく経ったある日、ベランダで洗濯物を干しているとどこからか猫の声。

母が探しに行くと土手の堤防の草むらで一匹の仔猫が鳴いていました。

自分よりはるかに背の高い草の中をずっと彷徨って傷ついたのか・・

仔猫はひどい目やにで目も半分くらいしか開けられない様子。

母はさっそく家に仔猫を連れて帰りました。

迷い猫でないかどうか、ご近所さんにも声をかけ・・

しばらくは親猫の鳴き声にも耳を澄ませました。

結局1週間経っても何もなし。

仔猫は人の手によって捨てられたのかもしれません。

そして晴れてにゃんこ家の家族として迎えることに。



IMG_3063.JPG
片手に乗るほど小さかったキジトラ猫の女の子。



IMG_3066.JPG
母が実家で飼っていた猫から名前をもらいチロと名付けました。

恐い思いでもしたのか警戒心がとても強く、チロは色んなモノの下によく隠れていました。

カメ、インコ、九官鳥は飼ったことがあっても猫は初めて。

自分は断然犬派だと思っていたのですが・・

猫との生活は驚くほどに心地良く

私はすっかりチロの虜に・笑

外へ連れ出しては友達に見せていました。



IMG_3062.JPG
可愛い自慢の家族♪

チロもだんだんと心を開いてくれました。

一度他の猫と喧嘩をし、足に大きな穴をあけて帰ったこと以外・・

特に大きな病気にかかることもなくチロはすくすくと育ちました。

その間には小夏という新たな家族を迎えます。

猫らしいチロの性格上、合わなかったら諦めよう・・

そんな思いでいたのですが、同じ境遇を理解したのか。

チロは小夏を迎えてくれました。

その子供のミケも小夏より可愛がってくれました。

そして16年の歳月が流れました。

チロとのお別れの日のことは今でも覚えています。

亡くなる数日前、チロは階段を上り2階の私の部屋に上がってきました。

老衰による衰弱も激しく、立つこともやっとだったはずなのに・・

どこにあんな力があったのだろう?

何をするでもなく部屋に入って私の顔を見て「ニャァ」と。

その後は弟の部屋にも入っていったそうで。

人間の勝手な解釈かもしれませんが、チロは挨拶に来てくれたのではないかと思っています。

そして日曜日の朝、父と母が見守る中、チロはまるで眠るように息を引き取りました。

私は家にいたのですが・・

チロの最期を見るのが辛くて下に下りられず部屋で泣くばかり。

呼ばれた時すぐに駆けつけて、最期を看取ってあげればよかった。

そのことは今でも後悔しています。

まだ温かいチロの身体を抱き、ひたすら泣き続けました。

喪失感はとても大きかったけれど・・

チロと過ごした16年はかけがえのない時間でした。

命の大切さ、優しさ、温かさ・・

たくさんのことを教えてくれました。

そんなチロとも何か一つでもタイミングがずれていたら、一緒に暮らすことは出来なかった・・

偶然だと思われた一つ一つの出来事はすべて必然だったのかもしれません。



殺伐とした中で命の重みすら実感出来なくなるような現代社会。

もの言わぬ小さい命は、生きることでその大切さを教えてくれる身近な仲間ではないでしょうか?

流行で生き物を飼わないでいただきたい。

言う事を聞かない、性格が合わないからとモノみたいに簡単に捨てないでいただきたい。

たとえ病んだとしても、老いたとしても・・

その一生に責任を持ち、ちゃんと命と向き合っていただきたい。

家族というのはそういうものですよね。

それでは御機嫌ようざます~









編集後記

昔勤めていた会社のセンター内の敷地で仔猫が段ボールに入れられているのが見つかりました。
でも私は見に行くことが出来ませんでした。
ゲラゲラと笑いながら様子を報告しにくる後輩♂
「ぶん殴ってやりたい」と心中思いながらも結局その時は良策も見つからず。
事の次第を見届けることも出来ませんでした。
聞きたくもありませんでした。
辛い現実から逃げていたのだと思います。
私のいない間に上司は保健所に連絡を入れたかもしれない・・
無力すぎる自分がただただ情けなかったです。

そんなこともあったためか・・
私のようなものから皆さんに署名のお願いをすることが出来ません。
色々なご意見があるでしょうし、命の問題はやはり大きくて重いです。
私自身、当初何となく違和感を感じておりました。
「せめて安らかな最期を・・」
それは処分自体を認めることになるのでは?
たぶんそこからきていたのだと思います。
でもhana*さんをはじめ、ここに賛同されている方の想いは一つ。
「いずれは殺処分自体をなくしたい・・」
そのまず第1歩としてこのことを掲げておられます。
私もそれを理解した上で署名することを決意しました。

言っても仕方ないから・・
でも言わないと届かないから・・
そんな想いで活動を続ける方がいらっしゃることを知っていただけたらありがたいです。
私自身、こういう問題からはずっと目を背けていた気がします。
今回は関連の映像も観ました。
あまりに酷すぎる現実にドーンとなり、胸が押し潰されそうです。
でも現実をちゃんと見なくてはいけない!
その上で意識を変えていかなくては!

書いてはみたものの公開しようかどうしようかしばらく悩みました。
勉強不足もあり支離滅裂な文章、申し訳ありません。

捨てるのも人間なら救うのも人間。
一人一人の小さな1歩がやがて大きな歩みになりますように。
小さな命を出来るだけ多く救えますように。
そんな未来になることを心から願って。



















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最終更新日  2009年01月24日 06時41分23秒



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