今日の発言の元となったネタはこちら
分類で
『ブログ仲間が書いた市販本』
『ブログ仲間の私家本』
『ブログ仲間が関わって出来た本』
何か違和感があるのですよ。ただ単なる分類のようで。
「ブログ」とは、あくまでも道具の一つです。
・「ブログ」を使って作った本
・「掲示板」を使って作った本(電車男など)でブログで宣伝
・なにも関係なしで普通に書いた本ができて、ブログをたまたま始めた
・ブログなんて全然関係なし……
作りかたは、本の数だけあるのかもしれません。
読者からすれば、ブログが関係するかどうかは関係なく、読みたい本が欲しいだけの話です。
市販本であろうが、私家本であろうが、作者の言論や表現に対する興味についての上では関係ありません。
関係するのは売り方、宣伝の部分です。存在がわからなければ読みたいと思うきっかけも無いですから。
高度成長する社会で、利益を最大にする本の売り方を考えてきた。
それがマイナス成長の世の中になって困っている。
成長する社会では、作る側にとって、多数決の考え方で、言論や表現の売れるものだけという、ある意味の規制をかけられていた。それが儲けの仕組み。
そこからの考え方を変えることが出来ないから、対応がわからない。だから売れないと困っている。
これが今の出版業界じゃないでしょうか。
「ブログ」を使う本作り。
ベストセラーを狙うのが目的では無いはずです。
ベストセラーなんか、利益を上げたい印刷企画人にやらせておけばいいと思うのです。
仕掛ければいいだけなんですから。
いま欲しい情報は、
・なにか面白い本はないか→本を紹介する仕組みの必要性
・本で自分を表現したいけど、助けてくれるものはないのか
と云うことです。
様々な人間の関わりを容易に出来る仕組みのブログ。
名は無いが腕のあるものが協力参画できる仕組みなのです。
協力することで、新しい価値を生み出す。
ブログ仲間として、有名な作家などの人物を巻き込むのも別に良いかと思います。否定はしません。
ブログでつながりを作って新しいものを作るのが目的なのですから。
こんなところに、こんなことができる人間がいる。
互いに協力しようよ。
それが「ブログの力」です。
この先の日本の中で必要なのが、一極集中から分散させることです。
豊かに生きる為の必要条件なのです。
そのひとつとして多様な本が必要になってくる。
本を読むこと、書くこと。
それは豊かに生きるために必要なこと。
その為に1000部から3000部程度の本が、欲する人に適価で供給できることが必要です。
それを考えると
『ブログ仲間が書いた市販本』
『ブログ仲間の私家本』
『ブログ仲間が関わって出来た本』
と分けることに違和感が出てきます。