空気圧だけでも見ましょう。ひょっとしたら助かることもあります。
軽自動車のハンドルにひっかかりがあるから見て欲しい。休みに入っているので、本当に見るだけとのことで来ていただくことに。この方の乗っている車種でわりとある症状で、タイヤの空気が減っていることが原因の一つとなって、異常でないけどその症状がでることがあり、多分と思っていたら大当たり。空気だけ入れて終了。空気が半分以下でした。空気圧はブレーキングにも影響します。もしものときに、空気圧の調整のおかげで止まる距離が短くできて助かることを思えば、簡単なことですので、しまったと思わない為にも、ちょっと見てみましょう。ここからちょっとだけ余談のカーキチの世界の話。たまにはいいでしょう。これが専門なので。興味の無い方にはごめんなさい。趣味で車を走らせたりします。ここ3年は最悪の貧困状態ですので控えてますけど、若手はたまに行っています。場所を借りるのも高いですので。遊びに行くときは、多いときでタイヤを20から30本ほど持っていきます。プロは格好よく、たくさんタイヤを揃えて必要分だけ使いますが、そんなのでなく、すべて減らしてしまうほど走りこむ。半分練習ですので、それのみです。日頃からスクラップの車から抜いて準備しておきます。行ったときに初心者がいれば、なにも改造の無い車ですが、60キロほどのスピードのハンドリングとブレーキングを体験させます。市販の車は、万人が運転できるように調整しています。ですのでスピードが出ると、市販車は設定の関係で思うように曲がりません。そこで、空気圧の設定を変えます。コンマ何キロの微量です。前後の空気圧比率も変えます。そうするとどうでしょう。あるきっかけをつくる動作はしますが、エッとおどろくほど、おもしろいくらいに曲がるようになります。無改造の車でも性格が変ります。つぎに左右で空気圧に差をつけます。急ブレーキを踏むとおもしろい。ブレーキを踏むだけで曲がります。あたまでわかっていたつもりでも、実際になるとパニックになります。改造していない車なのですが、空気だけで、これだけ違うことを体験すると、調整をおろそかにしなくなります。余裕があるときには改造車に乗ります。この車は、タイヤと空気の設定の状態でも違うのですが、ブレーキをふむだけで180度、進行方向が反対になります。踏み方を間違うとカニのように横に走ります。サイドターンと言う曲がるテクニックがありますが、改造車の場合は、その場で、壊れるまでくるくるまわっていることも可能です。空気は入っていたらいいと思っていると地獄を見る可能性ありですよ。