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戦争が終わってもう72年が経ちますが、戦争でつらい目に
遭った人は黙して語らず、棺桶まで持って行く積もりの人が 多い様ですね。 今回戦争末期オーストラリアで捕虜となりカウラ捕虜収容所 の日本兵集団脱走事件の当事者となり命拾いした元軍人の 話しが新聞で明らかにされた。 今まで家族にも明さなかった話しです。 兵隊は生きて虜囚の辱めを受けずと言う事を頭に叩き込まれ て居たので捕虜となるのは最大の屈辱とされて居た。 ある日古参兵から脱走計画が告げられ、死ぬための突撃と 言われ参加する事となった。 兵舎には火は放たれ一斉に壁に向かって突進、機関銃の掃射 でバタバタと倒れる中門扉に手が届く所まで行ったが余りの 激しさで咄嗟に側溝に身を隠した。 死ぬ積もりで参加したがいざとなれば命が惜しくなったとか。 これが人間の本来の姿でしょう。 結局この騒動で日本兵230名・豪州兵4人が命を落とした。 今考えると何と馬鹿な事をしたものと言えるが、当事の状況を 考えると胸が痛みますね。 この元日本兵が誰にも明さなかった理由が判る様な気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.15 11:05:58
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