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依存しあわない関係・・・って? | 昨夜の新堂本兄弟で、ゲストの松雪さんが話していたこと
なのですが
依存しあわない関係を目指しているのだとか・・・
美しく聡明そうな彼女の中に
強さより弱さを感じてしまったのは
私だけなのでしょうか
・・・で妙に心に引っかかることがあったので考えてみました
夫婦でも兄弟でも友達でも依存しあわない関係は
私の中ではあり得ない!
結論を先に告げるのはいつもの悪いくせですが
人間が一人では生きれないってことに
それとな~く気づいてから数年・・・
依存する、依存しあえる
依存を許してもらえる人や物に出会えることほど
幸せなことはないのかもしれない・・・のではないか・・・と
一人っ子で育った私の中では
しっかりしなくてはいけない!
親がいなくなったら自分を守ってくれる支えてくれる人なんか
いないんだから・・・って・・・どこかしら
つっ張って、弱みを見せずに鎧でがちがちで固めて
強固な価値観と世界観を構築しようと無理してきたこと・・・たくさんあったのです
でも・・・結婚して家族ができて・・・様々な人に出会って
様々な価値観に出会い、様々な人格を知り、様々な本や世界をのぞき
様々な愛の形や友情を知れば知るほど
人の心の奥底には・・・
依存したい欲求があって当然なのではないか
って思うようになったとたん
なんだか心が軽くなったような気がしました
大学時代心理学に興味があったので
心理学教授の教室に頻繁にお手伝いに行ったりして
見つけた一冊の本との出会い・・・
小此木 敬吾 氏の本には
いっぱい私が疑問に思っていたことが
明確に言葉として表現されていたのです
迷いも不安も恐怖も焦燥も抑うつも・・・克服できずに
立ち止まってしまった学生たちの悲鳴を
精神分析家という観点から
実に明確な理論をうち立てておられました
思春期における分離不安
青年期のモラトリアムなど
精神分析学というのは仮説、仮説で分析を重ね
基本的な知識とパーソナリティーやポジションなどを総合的に分析し、予想を立てるということから始まるので
もちろん・・・はずれの時もありうるわけですが
興味深いのは人を知るための学問であるということ・・・
依存からは・・・多少ずれた話になりましたが
この方の書籍に出会った時から
本への依存が始まり
しばらく・・・この依存が解き放たれるまで
知り得た世界の不思議さにどっぷりつかってしまった
・・・で・・・依存することにも意義があるという考えが確立されてきた訳なのです
依存することは・・・甘えなのか?というと
確かに・・・甘えでもあるわけでしょうが
甘い=よくないというのではなく
甘いものには甘いなりの良さがあり・・・
限度をこえない限り必要なものではないかな~って・・・
人は孤独になると・・・依存せざるおえない
何かに・・・
それが信頼できる人であったならば、救われるのでしょうが
人に依存できなくてギャンブルやお酒や薬物に依存して
抜けきれないで、もがいている
これは日本の文化も影響しているのでしょうね
農耕民族である日本人は生きるために
ひとりでは出来ないことが多すぎるために協力し合う
助け合う
心理面でも依存し合うということを
繰り返してきたのですから・・・
むしろ・・・自然に必要なことを繰り返しているのではないか
新興宗教は信仰という高度な精神を利用して
たくみに罠をしかけてきたり
人の心の複雑さや、感情の流れるさまをうまく分析して
占いなどで心を支配したり
・・・という不具合なことが起こるわけです
心安らぐ時間を過ごせることは・・・永遠の課題であり
生きる目的でもある私は・・・
今度は何に依存しながら心を平静にしようかと思案中!
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