かえのぼちぼち日記

ひさしぶりの　うつネタです。

今日は３週間に一度の心療内科の日

相変わらず患者さんがいっぱいで薬を処方してもらうまでに２時間半かかりました。

それだけ心を病んでいる人が多いんですね。

私がうつになったのはちょうど１年ほど前。

ダーリンの失業がきっかけでした。　いつも陽気な人が本当に憔悴しきって帰ってきて

私はその夜「この人が無事家に帰ってきてくれて本当によかった。」

「私が明るくいなければ、この人も参ってしまう」・・・・・と思ってはいましたが

文字どうり一睡も出来なかったのは、それまで生きてきて初めてでした。

それからしばらくの間仕事にも行っていましたが

毎夜続く不眠。四六時中する動悸。食欲なんか全くなく、口に食べ物を押し込んでいました

そしてどうしようない不安。同僚からも上司からも「顔色が悪いどころか、表情がなくて能面

みたいや」と言われ、自分でも耐えられなくなり

ダーリンにダーリンの前では普通にしていたことを白状し、２人で心療内科に行ったのです

ダーリンには黙っていたことを本当に叱られました

そして色々体に合う薬を先生と探して、やっと落ち着きをとりもどし

仕事の休みも２ヶ月弱で済み、体と相談しながら仕事をしています。

今でも時々うつが顔を出しますが、そんな時は仕事も休み

家事もダーリンにできるだけしてもらっています。

（ダーリンはその後なんとか仕事を見つけられましたが、それでも文句言わず私を助けて

くれています）

そしてあの日から１年経った今　ウクレレの発表会とかお花の世話とかあれこれしていますが

実は季節が巡ってきたことがあるのか　ちょっと体調は久しぶりによくないんです

１年前眠れなくて、朝、空が白んできた頃　フラフラと外を歩いていました。

その時キンモクセイがあちこちで咲いていてあの香りを漂わせていました

私にとってキンモクセイは　いい香りなのにうつを思い出させる嫌な香りになって

しまったのです。

今そのキンモクセイが咲いています

不眠こそありませんが　思い出したように不安が蘇り　体が硬直してしまうこともあるんです。

今日の診察で今の状態を全部話しました

先生は　「自分をいたわることを忘れたらダメです　キンモクセイがこわいならムリして

キンモクセイに慣れようとせず　口で息をしなさい。　　仕事を休んだあなたが、弾きたいウクレレ

やお花の世話をすることに後ろめたさを感じる必要はありません。 仕事を休んでいても

自分でやりたいことがあればガマンせずやりなさい。

それは自分を甘やかしているのではなく　いたわっているんです。

体は確実によくなっています。

１年前あなたは能面のような顔をして仕事をしていたんでしょ？

今は体が硬直して仕事が出来なくなっている。体が心と一致するようになっているんです。

体と心が一致しなくなった時バランスを失って表情を失うんです。

周りに気を使って仕事をしてバランスを壊して表情を失ったあなたを，周りは助けてくれますか？

休んでいても　やりたいと思うことがあればやっていいんです。

それが自分をいたわるということです。」

ぶり返しかけていた自分に対する嫌悪感がスーーーっと消えていくような言葉でした。

『自分をいたわる』・・・・・・そうかあ具合が悪くて休んでいる時に「ウクレレを弾きたいな」って

思うことがありましたが　「休んでいるのにウクレレ弾くなんて許されない」と思って

ガマンしていたことがよくありましたが　そこでウクレレを弾くことが「自分をいたわる」って

ことなんだ。。。。。

１年経ってやっと分かったことです

うつは気長に付き合わないといけない病気ですが、「じぶんをいたわり」ながら

仕事もやれる範囲でやっていこうと思います。

そう！ダーリンももう仕事しているんだものね！大丈夫だよね☆