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2010.11.03
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カテゴリ:box
夜遅くなってから、家を抜け出した。

あの場所に、向かって。

心が勝手に、碓氷くんと出会った、あの場所に、向かわせた。

出会った旅行社のポスターの前。

ぼんやりとあの夜のことを思い出す。あの時は。

・・・忘れられなかった20年以上も前の恋人と、昔の自分を思い出していた碓氷くん。

私も、もしかしたら、そんな思いのまま、20年以上過ごすことになるのかもしれない。

そんなこと考えて初めて、碓氷くんの中の、その人の重さを思い知る。

・・・私みたいな、小娘に、そんな大きな存在埋められるわけ、なかったんだよね。

自分だけは特別、そんな風に、思ってた。でも違った。

マユは、正しかった。大樹も正しかった。

私だけ、恋も知らない私だけ、1人、バカみたいに、信じてたんだ。

・・・碓氷くん。碓氷くんには、私をその気にさせるのなんて簡単だったよね。

キレイな、夢を見せられていただけなんだ。

そんな風に思って初めて、視界がぼやける。慌てて、目をこすって、涙を止める。クリアになった視界に飛び込んできたのは、

・・・碓氷くん。。

碓氷くんだった。

・・・幻でも見てるんだろうか。

そんなこと思う。
だけど、現実であることは、碓氷くんが、昨夜の女の人を隣につれていることで思い知る。
胸がしめつけられる。

・・・ひどいよ。碓氷くん。よりによってその人と、この場所にくるなんて。

涙がまた溢れそうになって、必死で唇を噛み締めた。

・・・なんで?なんでそんなひどいことができるの?

碓氷くんはそのヒトとにこやかに話しながら、ゆっくりとこちらに近づいてくる。やがて、碓氷くんの視線が私を捉えて、足が止まった。驚いたような表情。思わず、走り出そうとして、足が止まる。

・・・なんで私が逃げ出さなきゃいけないの?私にだって、大切な場所なのに。私の心はここにいたがってるのに。2人なら、、どこにいてもいいでしょ?今日はここは私に譲ってよ。

そんな風に思った。だから、そこにとどまろうとおもったんだけど、

「蒼夜・・・」

碓氷くんの、(メイワクで?)戸惑う声を聞いたら、無理になっちゃった。無理無理無理。一言でも、話したら、ううん。これ以上近づいたら、絶対涙でちゃう。だけど、絶対、見られたくなかった。碓氷くんに、その新しい恋人に、涙なんて見られたくなかった。ただぼんやりと生きてきた私にだって少しくらい、プライドみたいなものはある。

だから。

私は、逃げ出した。背中を向けて。

もちろん、碓氷くんは、追いかけてはきてくれない。

・・・だよね。

もう、私は、カコ、なんだ。

今日のゆる日記は、こちらです。ぽっバカップルにご注意ください大笑い

「box」目次1~101~201~(10/19更新NEW
ふぉろみー?


lovesick+も、がんばって更新中。ウィンク10/18NEW





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最終更新日  2010.11.04 00:26:32
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