テーマ:日本の歴史(53)
カテゴリ:古事記
雄略天皇の後 一人息子が 22代清寧(セイネイ)天皇に即位 しました。 清寧天皇は 結婚もせず、もちろん子も無く 崩御してしまいました。 次の天皇に 即位する人がいません。 宮中は たいへんです。 次の天皇・・・・・・あ! 天皇代理を 勤めていた 飯豊王(女性です)は 思い出しました。 雄略天皇に殺され 無念の死を遂げた兄 市辺忍歯王には 可愛い皇子が二人いたはずです。 今こそ あの皇子たちに 天皇を継がせるべきです。 彼たちの他に 王位は ありません。 なんとか 探しださなくては。 みんなに 二人の皇子を探すよう伝えました。 ある時 播磨の国に赴任した オダテと言う人が シジムと言う人物の新築祝いに 招かれました。 楽しい宴会が 続き あそこで かまたきをしている 小僧たちに 踊ってもらおうではないか。 と誰かが言いました。 少年たちは 兄弟で 兄が先に、弟が先にと 譲り合い 微笑ましい兄弟です。 結局、兄が踊り、歌いました。 後から 弟も 踊り、歌います。 「立派な武人が 太刀に 赤いひもをつけ♪ 赤い旗を立ていかにも人目を引く姿をしている♪ それを見ると 敵も恐れて 竹藪深く かくれてしまう♪ 八弦琴を あやつるように 世を治めた 天皇は♪ 五代前の履仲天皇♪ どこまでもりっぱに天下をお治めになったお方である♪ その皇子に忍歯王とおっしゃる方がいた♪ みんなの人々よ、われわれ二人は♪ その忍歯王(おしはのみこ)の子であるぞ」 と歌いました。 「みつけたー!」 探していた 皇子たちです。 牛飼い 馬飼い になっていた皇子たちです。 オダテはびっくり、そして涙 「皇子たちよ、良くご無事に 生き延びてくれました。」 オダテは 皇子たちを宮殿に連れて行きました。 叔母に当たる 飯豊王も 喜びの 涙 涙 でした。 二人とも 逃げて 生き延びて 良かったですね。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 二人は 後に 次男が 23代顕宗(ケンソウ)天皇に即位します。 兄は その後 24代仁賢(ニンケン)天皇に即位します。 私の手元資料では 飯豊王は市辺忍歯王(↓市辺押磐皇子)の 妹なんですが Wikipedia の 天皇系図だと 娘となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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