テーマ:日本の歴史(53)
カテゴリ:古事記
弟 顕宗天皇が即位し 二人は 無念の死を遂げた 父の墓を 作る事にしました。
そこで 父の骨を探していますと、老人が現れ 「私が 場所をおぼえています。ご案内いたします。」 その老人のいう場所を 掘ると 人骨が 出てきました。 人骨には オシハ王と同じ 特徴のある八重歯が あります。 確かに オシハ王の骨でした。 ばらばらな骨は オシハ王の残忍な殺され方を ものがたっています。 兄弟は ますます 雄略天皇への 恨みが膨らみました。 父の墓を建てると、 弟天皇は 「ゆるせない! 雄略天皇の墓を壊してやる!」 と言いました。 兄は 「それなら、私が 壊してきます。」 と 出かけて行きました。 帰った兄に 弟天皇は 「めちゃくちゃに してきたか?」 「ちょっとだけ 壊してきた。」 「えー、なんで?兄さんはくやしくないの?」 「ちょっと 壊せば 雄略天皇を辱める事になる。復讐になる。 いくら 父を殺した憎いやつでも 天下を治めた 先輩天皇だぞ。 顕宗天皇の代に 仇とはいえ 先輩天皇の墓を 壊したとなれば 顕宗天皇の名誉に 傷がつくと思うよ。」 「なるほど、そうか」 さすが 兄ですね。 顕宗天皇は 37歳で崩御しました。 弟天皇に子の無かったので 兄が 24代仁賢天皇に即位しました。 仁賢天皇は 仇の雄略天皇の娘を 正室にし 二人の間に 生まれた子が 25代武烈天皇に即位します。 やっぱり この兄天皇は 心の広い人なんですね。 つづく 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 つづくと書いても 古事記の 物語的な物は この二人で終わっています。 後は 33代推古天皇まで ただ 系譜が書いてあるようです。 次回で わたしの簡単古事記は 終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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