子育てと・発達障がいと・お母さんと

こんにちは！​

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【​​​​“こどもかいぎ“​​​​の映画を見てきました】

昨日、​こどもかいぎ​　という映画を見てきました。
ある保育園での取り組みです。

年長さん5～6人を対象に
時間と場所を作り、
輪になって会議をします。

「今からこどもかいぎを始めます！」
「お願いします！」
から始まり

先生が色々なお題を子どもに投げかけます

お腹の中にいた時のこと覚えてる？
なんで年をとるのかな
赤ちゃんってどうやって生まれてくるのかな
園の嫌いなところ・好きなところは？

その時その時で一つお題を決めたら
皆一生懸命考えて
それぞれに自分の考えを発表してくれます。





始めの頃は、自分の思いや考えを
発表できない子供もいます。

その理由は考えがまとまらないのかもしれません。
このお友達の中で自分の意見を言っても大丈夫なのか
様子を見ているのかもしれません。

でも回を重ねるうちに、少しづつ
自分の感情、自分の考えを
口にしていくことができるようになります。

ここではどんなことを言ってもＯＫなんだ。
安心して発言していいんだ。
と思った時に話せるようになる。
それを繰り返すと、どんな場面でも
自分の思いや考えを発信することができるようになる。

発信するだけでなく、人の意見を聞く。
ということができると、人には色々な
意見や考えを持つ人がいるということを知ることができ
物事を大きく捉えることができる大人に
なっていくことができる。

この保育園での取り組みで紹介されていたのが
ケンカをした時の解決法でした。

​​ピーステーブル​​というシステムです。

トラブルが発生すると机を間に置いて椅子をそれぞれ置きます
そこに座り、保育士さんなど大人は一切入らず
自分たちで話し合いをさせます。
自分の思いをぶつけ合い、折り合いをつけていくのです。

自分の思いを言葉にできると
高ぶっていた感情も落ち着き
お互いに妥協したり理解したり
することができて仲直りできることもあります

ここで大切なのは
​こどもかいぎ​も​​ピーステーブル​​も
問題を解決するためのものでは
ないということです。

たとえ、完全に納得できる形に
物事が収まらなくても
それも受け入れる
そして次につなげていくというものなのです。

この二つの取り組みには感銘を受けました。
そして何より、年長さんの年の
子どもたちがこんなに物事を
しっかり考えることができるのだ
ということに驚きました。

子どもたちの力を信じて待つ。
子どもたちに考える時間を与えてあげる。

保育の中で、子育ての中で
時間に追われ、大人の考えで
物事の決着をつけて
大人の考えを押し付けがち

そのほうが順調に保育も子育ても
進んでいるように見えるけど、
実は、こどもの考える時間を奪い
こどもの行動を制限し
大人に都合の良いこどもを育てているだけでは
ないのか。

そんな反省をさせられる映画でした。

自分で考えて、自分で行動する





これができる大人をこれからの子ども
に教えていくことが
これからの時代を生きていく子ども達には
必要な事だと思うのです。

ついつい、手と口が出てしまう保育・子育てですが
この保育園では他のあらゆる場面で
自分で考え行動することを
促していました。

子どもが小さいうちにこの習慣がついていく
事は本当に必要です。

私が関わることができる子供たちに
少しでもこの関りができるようにこれから
模索していきたいと思いました。

皆さんは家庭でどんな試みができますか？
ご自身の子どもとの関わり方など
もう一度振り返るのもいいかもしれませんね。

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訪問育児子育て相談助産院　
​​​​​こっころ
個性のある子を育てる助産師
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