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テーマ:プロ野球全般。(13398)
カテゴリ:プロ野球四方山
久々にプロ野球の話題を。
ストーブリーグとは別のところで色々なトピックスはありますが、ここ最近のものに ついてまとめて書きます。 ■桑田がパイレーツと契約!マイナー590万円、「すぽると!」で発表 →誰も面と向かって口には出さないけど、ぶっちゃけ無理だろうってことは周囲のみ ならず、野球選手にしては聡明な桑田自身もそこまで勘違いはしていないだろうと推測 します。 普通に引退すれば解説者や指導者への道に安易に進めるだろうことは間違いないですが、 あえて厳しい現役の道を選んだ真の意図は本人以外にはわかりかねる部分ではあります。 桑田は現在の現役選手の中では最も早くメジャーへの夢を抱いた選手であります。 今でこそ日本人選手がメジャーで活躍することは珍しくもありませんが、桑田が全盛期 の時代は文字通り夢のような話であり、自身の不動産投資にまつわる巨額の借金の しがらみから、容易に巨人以外の球団でプレーすることは叶わなかった側面もあります。 このどん底とも言える状況からの挑戦自体も、最終的には上記の引退後の身の振り方が ある程度は計算できるからこそであって、表題でも中堅のサラリーマン並みの年俸に なったことを取りざたしておりますけど、本当の意味でのどん底ではないことは知って おいていいと思います。 ■オリックス、前川を解雇=本人は「心からおわびしたい」-プロ野球 (時事通信) →過去、現役の選手が起こした事件で特に印象深いものは、10数年前の大洋ホエールズ 時代の中山裕章選手の猥褻事件が思い出されるのですが、彼の性的嗜好の異常性や心の 闇の部分はともかく、極めて衝動的な犯罪であり、少なくとも計画性や証拠隠滅にまで は関心が及んでいませんでした。 だからまだマシ、と言った単純な問題ではありませんが、前川のやったことは 1.無免許運転の常習者であったこと 2.それが発覚した場合どういうことになるのかを理解していたこと 3.その上で逃亡、ならびに速やかな隠蔽工作を行ったこと この3点から考えてもいかに悪質な潜在的犯罪者気質であるかが窺えると思います。 ですから上記記事にあるような 「前川は今後自由契約となるが、雑賀社長は「社会的に許してもらえれば、 手助けしてもいいのではないか。(球界復帰の)門戸は閉ざさない」と話し、今後、 投手か球団職員で復帰する可能性を示唆した。」 などというのは極めて甘い処断であると言わざるを得ません。 このような度し難い犯罪者を庇う経営者の気が知れないが、球界として永久追放にも 値するぐらいの重大な事件だと思うのですがね。 これについてコミッショナーや選手会のコメントは知りませんが、元巨人の杉山の例等 を上げるまでもなく、身内に甘い体質というのは上記の球団代表のコメントからも推察 されます。そういや最近麻薬で捕まった野村もオリックス出身だったな。 尤も、2~3年ほとぼりを冷ました後に選手として使える程の実力が本人にあるかと 言えば、大いに疑問なわけですがw ■ノリ無念 ロッテわずか1日で撤退表明 - スポーツ報知 →分不相応な態度でいい気になっているとこういうことになりますよという見本です。 一説では近鉄の球団経営自体を傾かせる要因ともなった5億という破格の年俸で遇され ていた同選手ですが、その僅か5年後には、 「440万の価値もない」(中日:落合監督)ですからねw ま、彼のせいで球団経営が傾いた、何て話は完全に経営者側の見識のなさ故のことです から、それまで彼のせいにするのはどうかと思いますけども、ドジャースとマイナー 契約した際の5千万くらいが正しい値打ちなんでしょうね。 実績があるとは言っても優勝した年の前後数年だけのことですから、爆弾を抱えながら 全盛期に近い数字を出せるというのはあまりに希望的観測に過ぎませんし、それ以前に 彼の存在によってチーム内に及ぼされる影響、という部分も大いにマイナス要素として 上げられるのではないでしょうか。 それでもここまで徹底的にシカトされるというのは、恐らく球界に最も影響力のある方々 の不興をかっているからというのが真実でしょうけど、本当に心を入れ替えるぐらいの 気概で臨むのであれば、今年一年くらいはチャンスを与えてあげてもいいような気がします。 近鉄が最後に優勝をしたあの年は、本当に輝いていた選手ですからね。 ■星野ジャパン誕生…野球北京五輪監督に正式決定 - 夕刊フジ →オリンピックの正式種目としては事実上最後になる北京大会ですが、前回のアテネ五輪 の際にも申し上げたように、本来アマチュアスポーツの祭典にオールプロで臨むという のは相当カッコ悪いことであるという自覚があるのか、という点を第一に問いたいです。 他国(韓国)もやっているから、では理由になりません。 しかも前回それでメダルにすら手が届かなかった恥は記憶に新しいところです。 長嶋、王の両氏が体調の問題もあって就任が難しい中、星野氏の選出は意外性も ありませんが、長嶋は論外としても、短期決戦に弱い星野氏というのはアテネに続いて 日本野球の恥を重ねる結果になりはしないかと不安になります。 野球ヤ○ザとも呼ばれる星野氏の妙は、その政治力と用兵であり、決して試合の戦術や 戦略に優れた人物でないことは過去の戦績から火を見るより明らかであります。 アメリカがオールメジャーの選手で臨まない限りにおいては、「勝って当たり前」で あることを肝に銘じていただきたいです。 田淵、山本浩二の入閣が内定などと気の早い記事は伝えておりますが、仲良しトリオも いいですけどデータの分析ができる参謀タイプの方を一人くらい入れておかないと 前回の二の舞になりますよ。 あと報道では長嶋氏が指揮を執ることに意欲を見せていたが断念した、みたいに なされていますが本当ですかね? 動いている姿はようやく人目に出てもよいくらいにまで回復したことが窺えますが、 音声は一切ありませんからね。 本人の意志はともかく、そのような状態で代表監督なぞ務まるはずがないので、何となく 作為的なものを感じるのは私だけでしょうか。 肝心のリーグ戦は、セ・パ共PSGなどという愚かなルールで崩壊することは必至なわけ ですが、巨人のロートルを二人も引き取った慈悲深い横浜ベイスターズを中心に、細々と 観ていこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 19, 2007 11:34:33 AM
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