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カテゴリ:テレビ番組諸々
番組改変期の定番となった「世にも奇妙な物語」の特別編。 少々遅くなりましたが、各エピソードの感想を。 「未来同窓会」 →タイトルと、開始数分でオチが読めてしまう凡庸な作品。 のっけからバレバレなのに、わざとらしく伏線を置く演出も不愉快。馬鹿にしてんの? 「カウントダウン」 →阿部サダヲの怪演と、謎の机文字(?)現象に過剰に反応するマスコミに対する皮肉、 人食った結末。 結局何だったのか?という疑問に対する回答は得られないのだが、このバカバカしい ノリの展開ではこれでよかったのかも。 「自販機男」 →ダメセールスマンの風体が似合いすぎる城島茂。額の後退具合が気になって仕方がない のですが、それはさておき、同じような境遇で自殺までしてしまった男が、自販機となり、 城島扮するセールスマンに干渉するという内容。 突っ立ってても商売ができると言う理由で、自販機になりたいと言った男までは分かるが、 自殺してまでしたのに、あえてモノを売る仕事をしたくはないのではないかと言うのが 素朴な疑問。 自販機に身をやつしてまで、何でこの世に留まることになったのかの理由付けがやや弱い 気がします。娘の結婚は自殺前には知らなかったワケですしね。 「ゴミ女」 →松下由樹扮する場末の三流ライターが、とあるゴミ屋敷の住人の取材において、過去、 自分が捨ててきたモノと再会し、失われた人生を見つめなおすというもの。 「ここにあるのはゴミではなく、誰かが捨ててきた人生そのものだ」というゴミ女の セリフが秀逸。 意外性のあるシニカルなオチも良かったと思います。今回の中ではこれが一番かな。 「48%の恋」 →最近ヒロインやそれに準じるような役を見かけなくなった白石美帆扮する主人公の、 二人の男性に対する恋愛模様に、岡田義徳演じる天使が介入して・・・という展開。 ありきたりなラブコメディのシナリオに、意外性のカケラもないオチでありました。 「世にも~」のシリーズで、一回の放送でそこそこ面白い作品は大体半分以下ですね。 それでも今回の作品はまだマシなように思います。 本当にどうしようもなかったのは第一話ぐらいでしたからね。 ビデオ撮影でない画面の色調と、新しい才能の発掘という両面において、本シリーズには いつも注目しています。 ただ飛びぬけてヘンな作品って出てこないですね。みんな無難にまとまっている感じで。 可能性を感じたのは「カウントダウン」あたりでしょうか?それも役者に負うところが 大きかったと思いますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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