3ビットD/Aコンバータ+積分回路(3)
昨日作った回路の各ビットの重み付けを変更してみました。左が重み付けを変更した回路で、右は以前の回路です。R1,2,4,5が変わっています。この変更によりビット出力0~7がどのように変わったかというと…(グラフの横軸は1引いてください^^;)上が重み付けを変更した回路のカーブで、下は以前の回路のカーブです。ちょうど中間付近でカーブが急になっています。これは正弦波に近付ける効果があります。改めてシミュレーションすると…上が重み付けを変更した回路の波形で、下は以前の回路の波形です。波形の曲がりが改善しているのが分かるでしょうか。これをFFT解析すると…赤が重み付けを変更した回路のスペクトルで、緑は以前の回路のスペクトルです。基本周波数が約57KHzです。第3と13高調波が激減している代わりに、第5,7,9,11高調波は増えています。でも高調波のピークに注目して比較すると、緑のピークが第3高調波の20mVに対して、赤は第5高調波の8mVとなり、これは約8dBの改善となります。抵抗値の変更だけで、ずいぶん良くなりました。^^