ふれあいキャンプ

2005.08.05

(2)

カテゴリ：楽

楽しかったぁぁ

８月５～７日は

障害者交流事業・ふれあいキャンプにボランティアとして

参加してきました。

このキャンプの参加者は

障害者と健常者（この表現はあまり好きではないです）の小中学生

知的障害

肢体不自由

聾唖

自閉症のコもいたかな

あと不登校のコ

などの理由で養護学校や学校の特別学級に通っている子と

いわゆる普通学級の子たちの交流事業

今年で参加は２回目

今年は大変だった。

子供たちはいくつかの班に分けられる

だいたい１班が５～６人

班にボランティアが３人ほどつく（はずだった）

でも今年はボランティアの数が少なくて

各班２人しかいないの

催しの準備などで借り出されると１人

きつかったぁぁ

あたしが受け持った班は

健常者が４人

知的障害者が１人

みんな女の子

実際、知的障害のコと健常者のコが交流するって難しかった

知的障害のＯちゃんはゆっくり話せば理解してくれるし

言われたことは必ず守る

でもちょっと目を離すとどこかへいってしまうし

ときどき大きな声を出して周りをびっくりさせる

健常者のコたちがいっしょに活動していても

ポツンと一人でいたりする（ひとり遊びが好き）

あたしはずっと障害者のコについてる感じ

キャンプの終わりにみんなで思い出を書いた（アンケート形式）

質問で

「キャンプで仲良くなったお友達の名前を書きましょう」

健常者のコが

「Ｏちゃんとはあんまり仲良くなってないから書けないよ」

といった。

あたしはドキっとした。

もしかしてあたしが面倒をみすぎてしまったのかも。。

交流するチャンスを奪ってしまったのかもしれない…

「それはね、…（同じ班だったからもう友達じゃない!!）」

と、言おうとしたら、

Ｏちゃんがみんなの名前を黙々と書き出した。

それをみてそのコは

「そっか、友達だよね!!」

子供って不思議だなー

友達になるのに、仲良くなるのに

大人の手なんて必要ないんだ

ビックリ!!

さっき書きましたが、あたしは

障害者、健常者って表現が好きじゃない。

キャンプ中

Ｏちゃんとベンチに座っていたら

違う班のオトコのコが来て

あたしにそっと聞いた

「ねぇねぇ、横にいる子って障害者？」

あたしはとっさに答えられなかった。

障害者、健常者なんて言葉で区別しているけど

わたしたちは同じ人間なんだ

ぱっとみただけではわからない

確かに何かしら不自由なことはあるけど

何かで補えばいいじゃない

聾唖のコは手話を上手に使うし

肢体不自由なコは車椅子に乗っている

Ｏちゃんは興奮したりパニックになると

大きな声を出したりするけど

誰かが「ダメよ!!」っていえば静かにしている

手を繋げば勝手にどこかへ行ったりしない

次に同じ質問をされたら上手に答えてあげられるかな？

班のなかで流行った遊びはじゃんけん

じゃんけんならみんなでできる

そのなかでもＯちゃんは「あとだし（おそだし）」に興味を示した。

得意げにあとだしをして、勝って、満面の笑みであたしをみる。

あたしが「あとだしはずるいでしょ～」と怒る姿がおもしろかったようだ。

キャンプが終わってＯちゃんがバスで帰るとき

窓越しにじゃんけん

そしていつもの笑顔

あたしは思わず泣いてしまった

こんな単純なことだけど、いっしょに時間を共有できたこと

そして純粋で無垢なココロ

あの笑顔

すべてが嬉しくて泣いた

ちょっと困った顔をしたＯちゃん

でもまた

最初はグー!!

出発するバスに夢中で手を振った

「また来年会おうね!!」

追伸

アンケートの整理をしていたら

Ｏちゃんのアンケートの友達の名前を書く欄の一番上に

「はなせんせい」

と書いてあった。

ひらがなで書いてあった。

また泣いた。

ボランティアってご存知の通り無報酬です。

でもお金以外の大切な何かを手にすることができると思います。

難しいことではありません。

まず動くことが大切です。

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Last updated 2005.08.11 16:14:38
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