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stingg

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Feb 3, 2006
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カテゴリ:日々のあわ
前のブログでは趣味に関してのみ書いてましたが、ここではそれ以外にも
いろいろ思ったことや興味あることを書いていこうかと思います。



いきなりこんな内容ですが。タナトス(死の本能)について。
興味深い文を発見したので載せてみます。

自殺とは、自分の意志で自分自身を破壊してしまう行為で、深層心理としては無意識の自己破壊欲につき動かされての行動と考えることができます。
フロイトの理論では、人間の本能には生の本能(エロス)と死の本能(タナトス)が想定されています。
死の本能とは、快より不快、創造ではなく破壊を求め、常に無に帰ろうとする本能のことで、破壊を求めるという攻撃性は自分自身に向けられています。
本来、死の本能は生の本能と融合しているのですが、何らかの原因で死の本能が強くなると、それが自己破壊欲となり自殺という最悪の行動を選択することになるのです。

死の本能は、自らの命を奪うことだけではなく、自分の身体を傷つける行動を促すこともあります。
自分の髪の毛を引き抜く(抜毛)、自分の頭を叩く(叩頭)、自分の頭を何かに打ちつける(打頭)、爪を噛む(爪噛)といった自傷行為がよく知られています。
かつて欧米の思春期の少女に大流行したリストカット・シンドローム(手首自傷症候群)もそのひとつです。
また、何度も交通事故を繰り返す・無謀運転・アルコール中毒・薬物依存・無茶な浪費などは、見えない自殺・緩慢な自殺・慢性自殺とも呼ばれ、無意識の自殺志向であると考えられています。
自傷行為の原因には、母親との分離の失敗・アイデンティティの不確実さ・脆弱なナルシシズムといった特徴が指摘されています。

奇妙なことに、こうした自己破壊行動には一種の快感を伴ないます。
人をいじめることによって性的な快感や満足感を得るサディズム(サド)は、自分を破壊しようとするタナトスが自分ではなく他者に向けられたもので、人にいじめられることによって快感を覚えるマゾヒズム(マゾ)がタナトスの実現であるといった説も、その心理的作用に由来しています。

人間の本能に死の本能(タナトス)があるということは、誰にでも自己破壊欲があるということになります。
それが自分に向けられたことを意味する自殺者の増加、他人に向けられたことを意味する端からは理解に苦しむような動機による殺人事件の増加という事実は、確かにそれを裏付けるものであるかもしれません。


この文章を知り合いに見せたらフロイトってエロイねと言ってました笑
でも、SとMの根源はひとつだったのねーと納得。
言われてみたらそうかもなと思いました。
「破壊と再生」ってよく言うけど、破壊したいから再生する、再生したいから破壊する。
人間って、動物ってワガママやね(笑)とか。





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Last updated  Feb 4, 2006 01:53:49 AM
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