カテゴリ:日々のあわ
「記憶」は不思議で面白いもの。
記憶は、良い様にも悪いようにも捻じ曲げられるのが特徴。 リコール(記憶の再生) 1、アメリカで裁判になった事例です。ある女性が心理療法を受けているうちに、むかし父親にレイプされ、2度も人工中絶を受けていたことを「思い出し」ました。ところが、医者が診察してみると、彼女は男性経験はなく、もちろん妊娠などしたことはありませんでした。 自分の願いや不安、イメージ、人からの誘導質問や暗示などによって、記憶が作られてしまうことがあるのです。裁判の証人の記憶にも、その危険性があると言う人もいます。 どれほど人の記憶が不確かのものか、ということを何かの番組でやっていたのを見たことがある。 昔、住宅街で連続殺人が発生した。多数の犯人目撃証言が出て、そこには多くの共通点があった。しかし、実際の犯人は、証言された犯人像とは全く別のものだった。 なぜこのようなことが起こったのか。 これは人々が都合のよい記憶を作りあげてしまったところにある。 連日、事件の報道がニュースで流れ、犯人に対する憶測が伝えられていたこと、人々が元々持つ先入観(こんな酷い犯罪を犯す奴はこういう奴で~、~に違いない、みたいな)などが絡んでの結果ではないかと言われている。 ---------------------------------------------------------------- 2、私たちの思い出には、楽しい思い出もあれば、辛い思い出もある。また、人それぞれ苦労した人もいれば、楽してきた人もいる。ところが、様々な経験、世代の人を調べてみた結果、どの人も、楽しい思い出が6割、中間的な思い出が3割、辛い思い出が1割だったそうです。人々は自分の経験を心の中で整理し、どの人も6割の楽しい思い出を作っているようです。 人は、自分が受け止められないほどの酷い事実を突きつけられた場合、その出来事を記憶の中から消し去ったり、また、良い思い出に摩り替えたりすことがある。そして、受け止められる心になった時、自然と実際に起こった事実を思い出したりする。 これから先も楽しく生きていけるように、そのような機能がついているんだと思う。そう考えても人間ってなんかすげー。人間すげーーー。わけ分からんまとめ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 7, 2006 03:47:51 PM
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