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カテゴリ:つぶやき
今日は一歩も家から出ていません。ちと仕事がたてこんでますので。学校ではお母さん方が運営委員会報告作っています。毎日毎日、お疲れさま~。
* * * 『子どものくらしとお金に関する調査』の結果が新聞やニュースで報道されています。 いわく、 (以下、asahi.comより引用) ****************************** 「お金が一番大切」と考えている子どもが、中学生で26%、高校生で30%――日本銀行内に事務局を置く金融広報中央委員会が17日発表した「子どものくらしとお金に関する調査」で、そんな結果が出た。マネーゲームで稼ぐことを肯定的にみる割合も中学生の30%、高校生の41%に上る。同委員会は、子どもたちの金融経済をめぐる知識が必ずしも十分でないとして、金融教育の普及に力を入れる方針だ。 「お金が一番」と答えた割合は、小学生の低学年は25%で、高学年になると12%に減るが、中高で増加に転じる。「小学校時代は家庭や学校での教育が浸透していったん減るが、その後、社会での実体験などを経て変化しているのではないか」と同委員会はみる。 「お金はコツコツ働いてためるもの」との答えが中学74%、高校66%を占めた一方、「賭け事で稼ぐのは悪くない」も中学34%、高校45%に達し、お金への意識は揺れているようだ。 ****************************** でもって、見出しは 「お金が一番大切」高校生の3割 マネーゲーム肯定4割 とくるわけです。煽るね~。 こういうの見て心がざらつきそうにまったら、まずは「どんな設問で、どんな答え?」ってのを確かめるべし。 金融広報中央委員会のHPで見ることができます。 最初に確認するのは、調査対象の選び方。誰に質問するかで、アンケート結果にバイアスかけるのなんて簡単ですからね。 ちと気になるのは、無作為抽出(それだって、抽出方法はいろいろわるわけですが)じゃなくて、アンケート対象校を公募で選んでるんですね。要するに、金融教育を推進している団体が、金融教育に関するアンケートを取りたいって言って、それに「ウチ答えたいです」って手を挙げた学校のデータってことですね。うーむ。 さて、見出しになってるアンケートですが、『次のことについて、どう思いますか?』で設問が並んでいて、それぞれに『そう思う』『そう思わない』『わからない』の三択でマルつけるってもの。 そう思う そう思わない わからない ・お金が一番たいせつである 30.1 42.2 26.5 ・お金を利用してうまくかせげる ならそれにこしたことはない 41.9 32.7 23.7 ・お金よりも大事なものがある 77.9 5.1 15.6 「お金が一番たいせつだと『思う』」のと、「お金よりも大事なものがあると『思わない』」のって、同じだよね。いや、お金より大事なものがあると思ってない高校生が20人に1人いることだってじゅうぶんに問題だとは思うけどさ。 意味のない調査だとは思いません。いろいろ面白い数値が並んでます。いまどきの高校生の10人に1人が自分のHPやブログを持ってるとかさ。 ま、結論としては、「新聞の見出しに踊らされるな」ってことかな。 お金信者は、むしろオトナの方に多いんでないの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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