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カテゴリ:つぶやき
きのうの続きです。
さてわたしは、娘に小学校を休ませて海外旅行に行くことに、かなりの抵抗を感じています。 昔の(PTAをはじめる前の)わたしだったら、「学校、いかほどのもんじゃ!」で平気で休ませたでしょう。 子どもたちが保育所に行ってたときは、「今日はお天気なのでどっか出かけるかー」で休ませたりしたもんです(学校と保育所じゃ、いくぶん違いますけどね)。 そのわたしが、なんでこんなに抵抗を感じるようになっちゃったのか。 教師(のほとんど)は、それはそれは頑張っています。 必死になって「○年×組」というコミュニティがスムーズに運営されていくよう努力しています。 30人だか40人の生徒全員が揃って、ひとつのコミュニティを作り出していくんですよね。 もちろん、子どもたちが欠席することは日常の風景ではあるけれど。 できることなら揃っているほうがいいに決まってる。 生徒ひとりひとりが、自覚を持って自分の果たすべき役割を果たし、その結果としてコミュニティが正常に回っていくことを体感していく。社会の一員としての自分を意識する。 誰かが欠席することは、そのぶん、果たされるべきだった役割が宙に浮いたり、誰かが肩代わりしたりするってことでしょう。 病気ならもちろん仕方ない。忌引きとか、理由があればよし。 誰かが休んでもちゃんと回っていくように、コミュニティは弾力を持っているんだから。 でも、遊びのために休むのは……うーん、「いいのか?」と思っちゃう。 現実問題として、学級の運営、何人か休んだからってどうなるもんでもないわけで。 いろんな理由で休んでかまわない。ズル休みだって、たまにはいいよね。 「晴れた日は学校を休んで」なんて、西原理恵子の名著もあるぐらいで。 休んでもいい。ズル休みしてもいい。ただし、 「ホントは行かなきゃいけないんだけど……」 「休むのはみんなに悪いなぁ」 な罪悪感を持っているべきだと思います。 そういう意識をちゃんと持ってないと、大人になってから困ることありそうだよね。 ついでに。 わたしがPTAの会長をやらせてもらってることも、この抵抗感に多少は影響してるわけで。 息子を進学塾に通わせていたとき、言われたことあります。 「あ、会長さんも私学受験賛成派なんですね。安心した~」とかなんとか。 わたし、息子に中学入試受けさせることに、思い切り悩みましたよ。悩んで悩んで、それでもやはり、息子は私学に行ったほうが個性を伸ばせる可能性が高いと思って、受験させたわけで。 公立と私学を比較して、単純に私学の方が優れてる、なんてことはちっとも思ってないんです。 なのに「私学受験賛成派」とみなされるは、「PTAの会長も受験させるんですって~」とか免罪符のように扱われるは、ちょっと勘弁してよー、と思ったもんです。 で、「PTA会長、海外旅行するために学校休ませたんですってー」とか言われるわけです。 言われるのは仕方ない。しゃーなかろー。 でも、しっかり受け止めるべき罪悪感を、「みんなやってるから。会長もやってるから」なんてことで軽減するようなことは、あまりよろしくないかなー、なんて感じるわけです。 気にしすぎ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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