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おサルには、タカヤくんという好きな男の子がいます。
バレンタインデーにチョコを渡した縁で、その子もおサルの事を気に入ってくれたらしく、お友達の間でも公認の仲になりました。 よく遊びにくるそのタカヤくんは、優しい感じで、明るくて、よくしゃべる男の子です。 ちょっと家が遠い(自転車で20分位)ので、キリンはその子のお家もよく知らないし、ご両親にもお会いしたことはありませんでした。 先週金曜日のことです。 昼食時にピンポンとインターフォンが鳴るので、 「どなたですか?」と聞くと 「○○タカヤの母です。こんにちは。」 驚きました。タカヤくんのお母さんです。 ご近所ではないのに、何故? 家の様子を見にいらしたのかしら?それともおサルの母親チェックかしら? などとどきどきしながら、玄関に出ると、 「いつもタカヤがお世話になっております。」 「たまたま、通りがかったものですから・・・いつもおサルちゃんには仲良くして頂いて・・・。」と丁寧なご挨拶から始まり、 「いえいえ、こちらこそ・・・」としばらく子供達の話をしたあと、 「ところで今日はお願いに伺ったのですが・・・」と切り出され、 (えっ?) 「今回の選挙なんですが、是非○○党をお願いしたくて・・・。」 (はぁ・・・) そういう話ですか・・・。 子供の友情をネタに、そういう近づき方をする人なんだ・・・。 自転車で通りがかるにしては無理がある距離だしね。 おサルが好きになった子のお母さんだから、できれば仲良くしたいと一瞬でも思ったキリンが甘かった。 お昼時を狙って訪ねてくる辺り、宗教や押し売りと変わらないじゃない。 笑顔が凍るのを取り繕いながら、「わかりました。ご苦労様です。」と言うのが精一杯のキリン。 新しい土地で、新しい人間関係を築くのは簡単ではないなとつくづく思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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