失踪時の所持金増額大作戦
昨日テレビを見ていると、失踪した人の所持金が3,000円と報道されていた。3,000円といえば私の財布の中味といい勝負である。これを機会に(財布の中味を増やすもくろみで)夫婦の会話が始まった。私 「お母さん、俺が失踪したら所持金3,000円は恥ずかしいから3,000万円位は いつも財布に入れていますって言ってよ」悪妻「大丈夫よ。この前大当たりした宝くじ持っていますって言ってあげるわ」私 「大当たりした宝くじってあの300円のか?」悪妻「あったり~」私 「おいおいそれじゃ、3,000円より少ないやんか。しかも引換券持ちかよ」私 「現金皆無じゃ失踪しても食べられへんやんか」悪妻「お父さんなら、大丈夫よ」私 「なにが?」悪妻「いざとなったら強盗しても食べるような気がするわ」私 「俺の失踪=強盗かよ」悪妻「警察に捕まって留置場でご飯食べる位の事は考えると思うわ」私 「お前なあ、そんな事したら報道記事はこんなんになるやろ」 『失踪男、所持金皆無、持っていたのは300円のはずれ宝くじ券のみ 刑務所の食事を狙って強盗実行犯で逮捕』私「メチャクチャ格好悪いやろ」悪妻も海千山千の強者である。間違っても、失踪に備えて財布の中味を増やすなんて会話には持っていかない。かくして財布の中味を増やすどころか、強盗にまでされてしまって会話終了。こんなんじゃ、我が家の場合オチオチ失踪もできない。悪妻が高らかに勝利宣言をする。悪妻「お父さんは失踪なんかしっそうもないわ、ケ、ケ、ケ」