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■ つなぎのねまきの思い出 ■
つねぎのねまき(介護ふく・つなぎ・続き服・コンビ)というと、 「拘束」でござる。 と、 目くじらを立てる人も多いです。 特に若い方は、ものすごい悪い物のように感じるみたい。 悪しき風習みたいな。 現在は「拘束」というカテゴリーに入ってしまった つなぎのねまきですが、このような製品も日頃のニーズから 生まれる物で、時代が変わったため評価が変化した道具に過ぎないです。 人の心変わりを思いこそすれ、物を憎まず。 がワタクシの基本姿勢です。 ハナシは変わりますが 私の家では長年読売新聞を愛読しておりました。 中学くらいから、学校の指導もあり多少新聞を読むようになってゆくワケですが 読売新聞には家庭欄があり、年に何度か「介護特集」なるものが 掲載されていました。 その記事の中でよく取り上げられるのが「つなぎのねまき」でした。 取り上げ方はこうです。 「痴呆症老人に苦しむ家族が作った<すばらしい発明品>」 ※昔なので認知症とは表現しません。ご容赦下さい。 服やおむつを脱いでしまう、どこかへふらりと出て行ってしまう、 といった症状のある方の多くは、家庭で面倒を看ていた時代です。 介護の担い手は家庭の主婦でした。 家事も育児も介護も全て主婦に任されていた時代でした。 一日中老人に付き添っているわけにも行かず、かといって 老人ホームへ入れると、親類縁者に 親不孝者、あの嫁は辛抱が足りない、と後ろ指を指されるワケです。 その後、介護の社会化の為、 現代はそのような考え方から変化しているので、 拘束は悪 身体を拘束する「つなぎのねまき」も悪 という方向へシフトすることが出来たというだけのことです。 製品の評価は時代の変化を反映しているに過ぎないです。 つなぎのねまきは現在でも病院では使用されていますが、 おむつどころか、カテーテルを抜かれては患者の生命に関わりますから 拘束製品の使用については廃止することは事実上不可能だと思います。 老人ホームのような「生活施設」と病院のような「治療施設」では つなぎのねまきという製品について、基本姿勢が違って当然です。 それぞれ目的に従って最適な製品を使用しているだけです。 また、介護技術や介護用品の発達によって廃止まではいかなくても あまり使用されなくなってきた「拘束」製品もあります。 この辺はまた次に。 今回取り上げた製品(つなぎタイプのねまき) ・コンビネーション http://www.simizushoukai.com/tuhan/wear/nemaki3/comb.htm ・ソフトケアねまき http://www.simizushoukai.com/tuhan/wear/nemaki3/softca.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.04 13:16:53
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