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カテゴリ:たわいもない話
イキナリですが、我が家の大晦日の夕食は必ずお肉です。
一年の締めくくりとして、お肉、それも牛肉を食すというのが り~の家の大晦日スタイル。 結婚して初めての大晦日の夕方、夫と2人で年越しの買い物に出かけ 精肉コーナーで美味しそうな牛肉を目にして、 「大晦日だし、こんな時くらいドーンと牛肉でも食べるか!」 と、張り切って購入。 そして美味しく焼肉にしてお腹におさめ、シアワセな大晦日を過ごしたのでした。 その時に食べた牛肉がなんだかとっても美味しく感じられて それから買い物に出かけて牛肉を目にしては「また食べたいナ~」と 思ってみるものの、なかなかお値段的にも手が出ずにいたり、 そのことを夫に言うと 「また大晦日にドーンと食べればいいじゃん」 と言うので、それから大晦日には豪勢に牛肉を食すことにして、 普段の生活では牛肉をガマンするというスタイルに落ち着きました。 そんな感じで大晦日に食べる牛肉を楽しみに一年を過ごす毎日(←大袈裟?)。 だからこそ余計に一年の締めくくりの日の焼肉が楽しみであり、美味しくて 幸せであり、家族で1年間のご褒美をいただくような気分でもありました。 それが、2年前の大晦日からちょっぴり事態は急変(汗)。 いつものように焼肉にして家族で美味しくいただき、紅白を観て 行く年来る年を観て、年越し蕎麦を食べて、日付が変わり新年を迎えて就寝。 するとですね。 夜中の2時くらいですか。なんだか胸焼けを感じて目を開けました。 目が覚めて意識がはっきりしてくると、急激に強い胸焼けを感じて 1人のそのそ起き出して居間に移動。 そこでちょっとわが身の様子を伺ったのですが、何だかどんどん気持ちが 悪くなってきて、でも吐き気を催すほどではなく、とにかく胃もたれというか 強い胸焼けに苦しむこと1時間強。 うぅ~、なんだろう、食べ過ぎたかな?? 考えてはみたもののコレといって原因は思い当たらず、結局新年早々 2時間くらい居間で1人唸って過ごしたのでした(涙)。 そして、昨年というか、もう一昨年になりますか。 またまた大晦日を迎えて、昨年のことなど振り返りもせず張り切って 牛肉を購入♪ これまたいつものように美味しくいただき、いつものように新年を迎えて 床についたのでしたが・・・。 やっぱり夜中の2時くらいでしょうか。 またもや気持ち悪さを感じて起き出しました。 そこで昨年の大晦日をふと振り返って(遅っ!)、あれ~、昨年も こんな感じだったよなぁ、確か・・と思い出しました。 そしてその後は前年の大晦日と全く同じ過程を辿ったのでした。 さすがに2年続けての気持ち悪さに疑問を抱いたのですが、 大晦日だからとアルコールも飲んじゃって、年越し蕎麦も食べて だから食べすぎからくる胃痛に決まってるわ~と軽く考えてました。 普段から食べてる食材ならともかく、年に一度お会いするだけの 牛肉さまなので、もう一回食べて原因を確かめる、ということもできず そのうちこの件も忘れていったのでした。 それが昨夏、ひょんなことから牛肉さまをいただく幸運が舞い降り 夫とともにウハウハ笑いながら焼肉にして早速いただいたのです。 すると、食べていくにつれてだんだんすごくアブラがなんというか クドいというかコッテリ感じられるというか、とにかく今までのように 美味しく感じられなくなっていきました。 それどころか、そのアブラが胃にたまっていくような感覚で それがジワジワとボディーブローのように効いてきて、箸も休み休みになり しまいにはまだまだあるというのに、もうゴチソウサマ!になりました(号泣)。 夫がどうしたんだと聞くので、なんかアブラが胃にこたえてさ、というと 「そんなオバちゃんくさいこというな。 もうそんなこというようになったらワカモノじゃないな、オワったな」 とバカにするので、ブチ切れそうになりましたが、どんどん胸焼けが広がり 結局残りの牛肉は全て夫の胃袋の中に納まっていきました(悔)。 あのアブラが甘くて旨いんだというのに、逆にそのアブラが胃にもたれるなんて マジあり得ないし!と自分の胃袋にも腹が立ったのですが、とにかくあの 美味しかった牛肉が、そんなに美味しく感じられなくなったことがショックで 私の胃袋は夫のいうように老人化してきて、もうオワっちゃったのか・・?と 心にヒュルリ~とすきま風が・・(寂)。 そんな感じで迎えた昨年の年末。 さすがに夫も不憫に思ってくれたようで、 「焼肉がムリなら、しゃぶしゃぶならどうだ!」 との嬉しい提案が! そうか! 焼肉のあのアブラさえ回避できれば、牛肉を堪能できるのか!! さすが、我が夫! いいところに着目してくれたよ♪ デカした!! ということで、メニューをしゃぶしゃぶに変更して、いそいそと 牛肉を購入しました。 横ですが、私、このトシにして今まで一度もしゃぶしゃぶを頂いた ことはありません。 いえ、一度独身時代に友達としゃぶしゃぶのお店に入ったことがあるのですが 頼むお肉にランクがあって、サイフと相談した結果その中で一番低いランクの お肉をオーダーしたところ、お鍋の中でしゃぶしゃぶ~としていると なぜか千切れていってしまい、箸には肉の切れ端が残るのみ・・という 笑えない結末で、しゃぶしゃぶを食べたんだか、細切れ肉を湯煎したものを 食べたんだかワケわからずという経験をしただけです。 後で、しゃぶしゃぶを食べるんだったら、というか、牛肉を頂くのであれば 一番いいお肉か次にいいお肉を食べるくらいじゃないとダメだと聞いて やっぱりいいお肉じゃないとしゃぶしゃぶにはならないんだ~と思ったものです。 今回のは夫厳選の最上級ランクのお肉! しゃぶしゃぶだからヘルシーだし、人生初のちゃんとしたしゃぶしゃぶだし、と ボルテージは最高潮に達し、そして大晦日の夕食の時間を迎えました。 初めて食べたいいお肉でのしゃぶしゃぶは、さっぱりスッキリしたお味で ゆずぽん酢と胡麻だれの二種類の味も楽しんでサイコーに美味しかったです♪ なんだよ、こんなことならもっと早くからしゃぶしゃぶでお肉を楽しむ 年末を迎えてればよかったよ~、と嬉し涙までチョチョ切れそうになりながら 心ゆくまでチョー久しぶりに牛肉をこれでもか、というくらい胃袋に納めて 一年を締めくくったのでした♪ しかし。 悪夢は三度訪れました・・・。 新年だというのになんだかヘンな夢をみて、自分のうめき声で 目を覚ましたのは午前3時過ぎ。 なんかよくワカんないけど気持ちの悪い夢で、夢で良かった~と ホッとしたのもつかの間。 気持ちの悪いのは夢ではなくて、自分のお腹だと気づいたのでした。 気づいた瞬間からお腹はあっという間に急降下でクダり(汚くてスマソ) トイレに急行したら、もう辛いのなんのって!! オマケに胃腸は急降下しているハズなのに、ものすごい吐き気を催して 上も下も新年早々大騒ぎ状態になりました・・(号泣)。 結局吐くことだけは回避できたのですが、それからトイレの住人になること数十分。 やっと解放されて布団に戻ることができたのは明け方4時過ぎでありました。 元旦はお昼に夫実家、夜は私の実家への年始訪問が決まっており いつもは両家でたらふくご馳走になってくるのですが、こんな腹具合では 食べるに食べられず、どちらの実家でもほとんどご馳走に手をつけられず 帰宅することになりました。 3年連続の悪夢に元旦の晩布団に入ってから、これまでの敗因に 思いをめぐらせ、ナニが悪かったのか、もしや日頃の悪行が大晦日の晩に 祟ってしまうのか?と悶々として眠れなくなりました(恥)。 そして考えに考えた末に出た答えが 牛肉アレルギー 牛肉なんて大晦日にしか食べないんだモン、大晦日の晩に必ず こんな事態に陥るのは、それはまさしく アレルギー の為せるわざ!? そう思ったら、多分そうじゃないか、いや、きっとそうだ!と 確信のようなものを感じてきて、だとすると、私はもうこの先一生あの 美味しかった牛肉を食べられないんだろうか、あんなに美味しかったのに あんなに崇拝していたのに、こんな形で裏切られるなんて!!! と、気分はもう昼ドラのヒロインのような悲劇のオンナ(馬鹿)。 今年は丑年なのに、私はもうこの先うしさんと仲良くすることはムリなのね、 私の友達はぶたさんやとりさんだけになっちゃった。 そのうちぶたさんたちもお友達じゃなくなっていくんだろうか。 あぁ!やっぱり牛肉はサイコーに美味しいのに、もうあの味を心ゆくまで 楽しめないなんて!! と、結局眠れないまま、初夢をみることもないまま朝を迎えてしまいました・・。 その日、昼過ぎくらいまでこの問題に心を奪われ続け、夕方ころ夫に 「もしかして、私。 牛肉アレルギーになっちゃったかもしれないんだ・・」 と、悲しい報告をしてみました。 すると、夫は無言で私の顔を見つめ、そして 「なんで? 時々牛肉コロッケとか買ってくるじゃん。 フツーに食べてなんともないじゃん。 ミンチもさ、買ってくるのは合挽きミンチだろ? それ食べてもなんともないじゃん。 アレルギーだったらとにかくちょびっとでもダメなんだぞ」 というではないですか!! あっ、そーか!! 合挽きミンチは全然何ともないわー♪ 牛肉コロッケも確かに何ともない! じゃあ、牛肉アレルギーなんかじゃないんだ!? 「牛肉アレルギーだったら、もう一生牛肉食べられないのかと思ったら 悔しくて悲しくて眠れなかったよ。良かった!」 そういったら、夫は 「眠れなかった!? バッカだなぁ。そういう時はすぐオレに聞け!」 というので 「だって夜中だったし、みんな寝てたし・・」 というと 「叩き起こしていいから、すぐオレに聞けよ。 キミの浅はかな思考くらい理詰めでブッ壊せるからさ。 オレに聞いてくれれば、すぐに安心して眠れたのにバカだなぁ」 などというので、泣きそうになりました(恥)。 でも、それならなぜ3回連続して悪夢が続いたのでしょうか。 牛肉アレルギーでないとすると・・・。 やはり、トシとともに胃の機能の低下・・? 結局やっぱり今後も美味しく食せないということにはマチガイないと思われ ホッとしたのもつかの間、やっぱりちびっとブルーになったのでした。 今年の抱負は 胃粘膜を鍛える コレでいこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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