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カテゴリ:たわいもない話
めちゃくちゃ好き、というほどでもないけど
一緒に買い物に行ったりするとかなりの高確率で オットが「買って」というのが、バナナ。 私は昔から、果物はそんなにスキじゃないです。 とはいえ、桃・梨に限ってはすごくスキ♪ だけど、スーパーで買うと高いし、美味しいモノに あたる確率は低いしで、滅多に買いません。 だから果物売り場の辺りはいつもスルーですが、 オットと一緒だと連れて行かれます。 そしてバナナを所望するので、いつも買います。 バナナは体にもいいし、かいもかなも食べるしね。 で、一房買うのですが、主に食べるのはオットなので オットが仕事でほぼ帰らない平日は、その存在を忘れます。 冷蔵庫に入れなくても常温で保管が利くバナナですが、 何となくいつも冷蔵庫に入れてしまうので、 余計にその存在を忘れるのかも。 で。 その日は週末になって、オットが在宅している日でした。 その日の朝に、ふと野菜室を見て、バナナの存在を再確認。 買った日に食べたときには、まだちょっと固くて食べごろではなく 皮が黒くなってくるくらいがちょうど美味しい時期だと思って 野菜室の奥に放置していたものを思い出し、バナナの姿を見ると 結構黒くなってきていたので、今晩の夕食後のデザートがわりに 食べるといいな、と思ったのでした。 夕方くらいにオットが「小腹が空いた」と言い出して 冷蔵庫を漁りだしました。 我がオット、とても燃費の悪いオトコなもので、 たんまり食事を摂っても、数時間後には小腹が空いてしまう・・。 「そういえばバナナ買ってあったよな~」 とオットが野菜室をゴソゴソしだしました。 デザートがわりに、と思ったけれど、まっいっか、と 思っていたら、イヤミなくらいデカいオットの声が・・・。 「あぁっ!? ・・・もう、ま~た、こんなになるまで放っといて!!」 お恥ずかしいハナシですが、 ワタシ、賞味期限とか消費期限とかに疎いもので、 結構期限の切れたモノが冷蔵庫に眠っていたりします(汗)。 ナマモノは、そんなに期限切れさせないのですが、 でも2・3日は過ぎていたり、ドレッシングとか レトルトものになると、1年くらい期限があるにも関わらず 切れさせてしまったりするのです(激恥)。 何でかっていうと、 その方の分野にはあまり興味がないから(爆) えぇ、えぇ、 主婦失格ですとも・・!! そんなヨメをもつオットとしては、 時に「姑か!」と腹の中で毒を吐きたくなるほど 相当細かいチェックを入れてきます。 それをしだすオットは、ワタシの目には 『マルサの男』に見えてきます。 また、査察に入ってるよ、とほほ・・・てな気分です。 まぁ、こんなヨメなので、 時々査察に入らねばならない事情があることは確かなのですが。 で、その時の大声も、いつものマルサの時のような 嫌味まじりの呆れ声で、その声のトーンで、 またナニか期限切れのモノでもアリマシタカ・・??と ビクついた私だったのですけど。 オットが嫌味なくらい高々と私の目の前に掲げて 「こんなに真っ黒くさせて、もう食べられんのじゃね? ちゃんと食べ時に食べないともったいないじゃん!」 と差し出したモノは・・・。 ナス。 えぇ。 それは、ドコからどう見ても、ナス、なんですよ・・・(怒)! 私の怒りのまなざしに、アレッ?てなバカ面で 自分の手にしたものをまじまじと見たオットは。 ・・数秒ののちに、めちゃくちゃワザとらしい大爆笑で、 「これ、ナスか!! いや、ビックリしたわ~! こんなに黒いバナナ、見たことないしなぁ~!」 と、笑ってごまかしました(激怒)。 私が口を挟めないくらい、笑って笑って 「オレ、老眼かな?いや~、ビックリした♪」 といって、話を終わらせました。 そして、何事もなかったかのように、 ホンモノのバナナを口にして、 「あっ、コレは食べごろね。 いい感じだね~。・・・うん、オイシイわ」 と、言って・・・、その場を離れていきました・・・。 いくら、なんでも! バナナとナスを見間違えるか!?!? その日は就寝するまで、 オットのことを『ボケナス』と呼び続けてやりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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