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昨日の暖かさはどこへやら。今日はダウンでもよかったんじゃねーのぉぉという寒さ。 金沢には「ひがし」「にし」「主計(かずえ)」と三つの茶屋街(ちゃやがい)があります。 市内を流れる大きな川がふたつ。 「ふるさとは遠きにありて思うもの」で知られた室生犀星の生家のそばを流れる 犀川(さいがわ)に程近い「にし」と 妖しげな作品でいまも根強いファンがいる泉鏡花や徳田秋声の生家のそばを流れる 浅野川(あさのがわ)に隣接する、「ひがし」と「主計」。 昨日行ったのは、「ひがしの茶屋街」 浅野川大橋を挟んで、向こうに見えるのが「ひがし」エリアです。川上の方ね。 橋のこっち側が「主計」エリアです。川下側つーか、金沢駅方面。 「舞妓Haaaan!!」で見た景色でしょ(笑 ちょうど鍋の「たろう」の前あたりです。 そぞろ歩くと「中の橋」がございます。 橋の前あたりが、土手鍋の「みふく」。 このお店の紹介をまだしておりません。激ウマ鍋です。 食べてる間、とり憑かれたように全員「おいしい」しか声が出なかったというお店。 このお店はまた改めて。もうちょい歩き進むとございます。 紅殻(べんがら)格子にさっぱりとしたのれんが美しい「貴船」さん。 目で美しく、味に心震え、共に膳を囲む面子の笑顔が並ぶ空間イリュージョン。 ではお部屋の様子から参りましょう。 すべて個室で4部屋のみ。2階のお座敷はこんなかんじ。 お雛様が飾ってあるのは、金沢は旧暦4月3日にひな祭りを祝うためです。 さてお料理♪ いきまっせー 御席についたらまずは桜湯で身体を温めます。 先付。手前にあるのはひとくちいただく食前酒用のお杯です。 春の白魚と菜の花のおひたしに、ごま豆腐、わかさぎの雲丹焼きなど どれもおいしいーー お酒は能登の酒蔵「池月」のうすにごり 池月はほんっとーに美味しい。大好きですわ。 御造り。 ボタンエビとサヨリと鮪となんだっけ。 上に飾ってあるのは山葵の葉です。 弾けるような辛味がおいしい。 部屋の隅にセットされたお釜で、白魚ごはんが炊かれてます。 よもぎシンジョウ~ やなぎ鰆の菜種焼き&ホタルイカの鍬焼き のけぞる美味しさ。こんなおいしいもん食べたことないわーっっ もち米のごはんに鰻を乗せたものを桜葉でつつんだ蒸し物。 春だね、蛸を乗せて。うぅぅう お酒は「勝駒純米しぼりたて」にチェンジ ふきのとうの天ぷら~~~ そして海老シンジョウを挟んだ筍が、悶絶級のおいしさ。 足ツボをぐりぐりされたような、抵抗できない衝撃。 ほっこり炊き上がった白魚ごはんは みんなが「何が入ってるの??」と色めきたった、ふくいくとした味。 香の物もねぇ美味しくてねぇ ペロリ。 デザート。 和食のコースのデザートって何が出るかちょっと構えませんか? 最後の最後でいままでの流れを損ねるものだとガッカリ。 イチゴと八朔と桜餡とアイスを、桜をかたどった最中ではさんだもの。 そしてコーヒー。 びしーーーーーっと決めてくれました。 ランチはコース3種類の中、3,500円のコースをセレクト。 お酒は1合800円程度です。 この値段でこの味。通いたい。 同じ客に同じものは出さないという、店主の気概もかっこいい。 器はほとんどが新品じゃないみたい。 よいものを足で探したか向こうからやってきたのか、ひとつひとつに意識を感じる。 心のこもった客あしらいに好感をもちます。 金沢で一番予約がとれないお店「貴船」へゴー 料理 貴船 (キフネ) TEL 076-220-6131 住所 石川県金沢市彦三町1-9-69 営業時間 11:30~13:30 (L.O.) 17:30~20:30 (L.O.) ※前日までに要予約 ランチ営業、日曜営業 定休日 水曜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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