お買い物ホリック

私の所属する団体は、若者を寮でお預かりしているのですが、この寮は海外にもありまして、現在海外寮に滞在しているある若者が、土曜日の夜に薬が足りないので送ってくれと連絡してきました
残りが一週間分しかないので、急いで送らなければなりません
しかし、次の日は日曜日
24時間年中無休のフェデックスを急いで調べて、日曜日に行くことに
彼と遊びに行く約束をしていたので、申し訳ないけど仕事を兼ねてデートすることに
都内にはフェデックスって結構あるんですね
秋葉原や上野や日本橋…　どこがいいかなぁと迷った結果、東銀座に決定！


で、お店に着いて配送伝票を記入していたら、店員さんが薬は受け付けてくれるか分からないし、送るものの内容、重さ、金額を詳しく英語で書かないと国によっては通関で引っ掛かると無情の一言…
薬の効用を英語で書けと言われても、専門用語なんて分からないよ～
しかも重さやら金額も分からない
意気消沈して「今日は諦めます…」と言うと、
「じゃあ、郵便局のEMS（国際スピード郵便）なら大丈夫かもしれません。近くの日曜日も開いている局をご紹介しましょうか？」となんとも素晴らしい対応！
ありがとう～！フェデックス東銀座店のお姉さ～ん（涙）
そんな訳で、郵便局を教えてもらい、東銀座からさらに汐留方面へ10分程歩き、郵便局に辿り着きました
で、結果から言うと、郵便局でもほとんど同じように英語で内容と重さと金額を記入しなければならず、諦めて帰りました…　トホホ　　


しかし、日曜日の東銀座から新橋にかけて一帯は、ここは本当に東京なの???と焦るぐらい、全然人が歩いていないんですね
オフィス街だから仕方が無いとはいえ…
でも、面白いものを銀座郵便局の近くで見つけました
なんと、踏み切り
線路もないのに、いきなり踏み切りがぽつ～んと立っているのです
こんなビルの麓に踏切が↓









なんで残っているのか、保存の理由が書かれていたので、写メでパシャリ
東京の台所を支える重要な貨物線だったんですね
新しいものが乱立する東京の中で、歴史も大切にする東京っ子の心意気を感じました
東京は明治維新で随分と古いものを取り壊し、大震災で多くの財物を失い、空襲でも多大な被害を受けた街です
破壊されては、新しいものを造り続けなければならなかった東京の歴史の中で、街を支え奇跡的に残ったものは、踏み切りと言えども国宝級に大切なものなのかもしれません
日曜日だって～のになんで仕事しなきゃならんのだ！と憤る気持ちだったけど、面白いものが見れたので逆に良ったかな


銀座は全然詳しくないのですが、せっかく来たんだからちょっとブラブラしようかと歩いていると、小さな照明に店の名前を書いただけの何とも高そうな日本料理店や割烹がそこかしこに
一度はこんな店に入ってみたいなぁと指をくわえながら歩を進めて行くと、なんと高級日本料理店の吉兆を発見！
それだけで感動してしまう小市民な私
彼のほうはと言うと、割烹が立ち並ぶ路地を抜けた途端、「はぁ～　緊張した～」
全然人も歩いていないし、店も開いちゃいないのに
そんな訳で、私たちは小市民カップルということが痛いほど分かった銀座デートだったのだ