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カテゴリ:家族の話し
今日は私の姉の話しを 私と姉は8歳離れていて、私が小さい頃は姉妹というより、親がもう一人居るような感覚でした 身内自慢じゃないですが、姉は頭が良く、成績はいつもトップクラスでした そんな姉が17歳の頃、アメリカに一年間留学をしたのです うちは若い頃は太れない体質なので、 当時、姉もガリガリの痩せっぽっち(今はいくらでも太れます)、 そして肩までのストレートヘアに、膝下丈のワンピース、 絵に描いたような高校生のいでたちで出発して行きました 一ドル300円台だった時代に、両親と私と姉はお互い手紙のやり取りをしました 友達と一緒に写っている写真も送ってくれました その友達の中で一番驚いたのが、南米から同じ高校に留学していたぺぺという男の子 写真に写ったぺぺは、これからパーティーに行っちゃうような黒いスーツに蝶ネクタイ バシッと決めているにも関わらず… それにも関わらず… 眉毛がつながっている 何度見ても、濃~い眉毛がほぼ同じ太さで、真ん中でつながっている 私は、世の中にこんな人種がいるのかと、真剣な面持ちで母に 「何でこの人眉毛つながってるの?」 と何回も聞いてしまった 話しはそれてしまったけれど、そんな眉毛男ぺぺに愛されちゃって困っていた姉も 留学期間が終わり、日本に帰国することになりました 家族で成田空港に迎えに行き、到着ロビーのゲートで待っていると 両親が 「ほら!出てきたよ!」 と 手を振る方向を見るが、しかし姉は居ない 「どこよ、どこよ?」 と聞くと 「ほら!あれ!」 何回見ても姉が見当たらない キョロキョロ辺りを必死で見渡している私の目の前に誰かが立ちふさがり 「ただいま~!!」 と私を抱きしめた! 誰だこれ~!とプチパニックな私 何故なら目の前に居たのは、ライオネル・リッチーばりにアフロヘアで ヒョウ柄のシャツに、ぱっつんぱっつんのジーンズを履いた、 おデブな見たこともないお姉さんが立っていたから しかも、目の上が真っ青に塗られ、唇には真っ赤な口紅が塗られている 「誰ですか?」 と聞くと 「お姉ちゃんだよ!」 とその人は言うが、にわかには信じられないほどの変貌振りだった 両親と姉に言わせると、その時の私は口を開けて、文字通りポカーンとしていたらしい ライオネル・リッチーになってしまった姉は、帰国後凄いことを色々とやってくれました 高校の先生との不倫やら、タバコやら 高校卒業後は、学費が高いことで有名な大学に入ったものの、3ヶ月で辞めてしまい、 一年後に歯科大学に入学したけどこれまた半年で辞めプー太郎になり、 姉の身を案じた親と喧嘩して家出するわ 家出中、姉が一人暮らしのアパートで飼い始めた猫はプーという名前になってしまうわ その当時、うちの中はひっちゃかめっちゃかでした それから半年後、姉は青山にある某有名菓子メーカーにコネで入社し、 会社の立地とバブル期と相まって、更に派手なOL生活を送ったのでした ちなみに今は良き伴侶を得て、ブツブツ言いながらもまぁまぁな大人になっています 姉に関するネタはまだまだ尽きないので、また取り上げちゃうのだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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