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カテゴリ:仕事の話し
私の働いている団体では、問題のある若者をお預かりして、 事業所などで仕事をしてもらうのですが、事業所には飲食店もあります 月曜日、私はこの飲食店でフルシフトの仕事で、 昨日は若者の一人Rさんが新しくシフトに入ってきました このRさん、一癖も二癖もあり、 うちの団体で在籍3年を超えてしまった30代の男性(若者じゃないか) 何が癖ありなのかと言うと、とにかくプライドが高い! うちに来る前は学者を目指していたらしいが、何故か大学中退 それでも大学院に行って、研究職を目指すと言って聞かなかった とにかく自分は研究職を目指すくらい頭が良いから、うちの団体にいること自体が不満らしい かと言って、家に居ても何もしない うちの団体でも仕事をせずに、寮に置いてあるものの角度を全て揃えて一日が終わる 強迫神経症なのだ 風呂掃除の当番の日は、シフトに入らないので 「何で?」 と聞くと、 「風呂掃除があるからです」 一日中掃除してんのかっ 「それじゃ駄目でしょう?何かしよう」と言うと、 「自分は寮生と一緒に働くべき人間じゃないから、寮生の相談役をする」と言い出す 仕事の経験も、人付き合いの経験も無い人が、相談役ですか… 挙句の果てには 「顧問になる」 と全く意味不明なことをのたまってしまう まぁそんな男性Rさん、仕事が決まり一度卒業したが、1週間で戻ってきました バイト先で1週間でクビになったらしい 戻ってきて、じゃあもう少し仕事の経験を積むかということで、 シフトにようやく入り始めたのですが、昨日初めて一緒に仕事してみて、 「Rさん、あなた、そりゃクビになりますわ」 …でした だって、食器の洗いものを頼んだら、ゴム手袋をどこからか出してきて、 たった4枚の食器を15分掛けて洗うは、 玉ねぎを炒めてと言うと、炒めるんじゃなくて、 フライパンの上でプリンのように形を整えちゃうは… 買い物を頼んだら2つ買ってくるところを、1つしか買って来ないは・・・ 極めつけは、バナナを半分だけ切って下さいと言ったら、3本切っちゃうし 「取って置いても悪くなってしまうので、しょうがない 食べましょう」 と言うと 「いえ、結構です」 「あらそうですか じゃあ食べちゃおー」 ほぼヤケクソで、泣きながらバナナ3本完食しました これは何かの罰ゲームでしょうか、な心境でした もう耐え切れず、一時間も早く上がらせてしまった そんなRさん、次の目標は僧侶になることだそう 「村上龍の『13歳のハローワーク』を読んで、人に興味を持ち、 人と関わる僧侶という仕事を見つけました。だから大丈夫です」 とまたまた意味不明なことを文書で書いていた 一体何が大丈夫なのだろう… 彼の場合は正直に言って、病的な要素を持っています そこにエベレストよりも高いプライドが加わってしまい、 色々と面白いことをやらかしてくれる人に育ってしまった うちの団体にいるうちはいいけど、社会に出たら浮いてしまうだろうことは必至 人から面倒臭がられて益々孤立すること間違いなしだろう もう少し身の丈を知って欲しい… と思った月曜日なのだ (そしてその月曜日はこれからも続くんか トホホ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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