カテゴリ:観劇・鑑賞日記
5日の水曜日、日生劇場で上演されている
「ベガーズ・オペラ」東京公演初日に行ってきました。 劇場に入るなり、18世紀のロンドンにタイムスリップしたかのようです。 この日の私の席は念願のステージサイドXB列(ステージ上に作られた座席) 役者さんに絡まれたり、ちょっかいかけられたりと 芝居好きにはもう、オイシイ席でしたねぇ~。 よく当ったもんだ!と自分でもびっくり。 簡単にストーリーを紹介すると・・・ 舞台は18世紀初めのロンドン。 いつもは教会の広場で一座を組んでいる乞食たち。 その中の若い詩人のベガー(乞食)(橋本さとしさん)が「オペラ」を書き 老役者の好意で一夜だけ本物の劇場で上演できることに。 その主人公はだれもがうっとりするほどステキで勇敢な男(内野聖陽さん) ただ困ったことに、その男の仕事は、街道で馬車を待ち伏せて襲う追いはぎ。 さらにもう一つ困ったことに、この男は、俗に言う女好き(笑) 彼の取り巻きは 追いはぎたち、スリ、盗人(個性的な役者さんぞろいです) 盗品売買屋(高嶋政弘さん)とその女房(森公美子さん)と娘ポリー(笹本玲奈さん) 若くてきれいな娼婦たち、若くもきれいでもない娼婦たち。 監獄の看守長(村井国夫さん)とその娘ルーシー(島田歌穂さん) それぞれが巻き込まれる大騒ぎが目の前で繰り広げられます。 強いて言えば、色と欲と三角関係(爆) そして・・・私たち観客もその芝居の見物人となり このお芝居に引き込まれてゆくというか一体となる感じですかね。 出演者も芝居の中で芝居を演じるという劇中劇。 いわば1人2役なんですが、 みなさん2つの役をしっかり使い分けていて カーテンコールでもしっかりベガーを演じてらっしゃいましたね。 とくに役の内野聖陽さん。 シャイなベガーと芝居での役・・・色気たっぷりで超モテモテ! パンフによればセクシー・カリスマと書かれています。 カーテンコールでセクシーー・シンボル!と言われちゃったあたりが爆笑でしたけどね。 常に何人もの女性をはべらせている『マクヒース』との切り替えが素晴らしい! フェロモンたっぷりの内野さんを見て場内大興奮だったのは間違いないですね。 大河ドラマの後っていうのもあるけれど お顔の精悍さがなおいっそう、この役を盛り立てたのかもしれない。 (・・・と思うのは内野ファンである私の個人的主観) 失礼ながら・・・内野さん。アドリブもだいぶお上手になって。 「2階、3階に美女がいっぱい。暗いせいか?いや、違う。美女ども、俺に手を振ってくれ!」とか言っちゃってる~。 でもね、日生には3階は無いんだよね(ツッコミ)でもまぁいいや。 あと「結婚している男だって守る気のない約束をいっぱいするじゃないか、ねぇ、お父さん!」って客席に話しかけてましたね。。。 大阪公演を終えて余裕も出てきたのでしょうか? 声も素晴らしかったですね~。 内野さんをはじめ皆さんの歌唱力には毎回のごとく惚れ惚れ。 ナマ声の多くを拾える席にいたもので感動も一入。 そしてこのミュージカル他の舞台と違う点は 休憩時間にはベガーたちが客席にお恵みをいただきにあがる(笑) これもこのミュージカルならではの光景でしょう。 金貨のチョコとかね。今後観劇行かれる方はご用意をお忘れなく(笑) 森公美子さんはタカシマヤの袋いっぱい下げてましたし 原田優一さんはぱらぱらと落としながらもいっぱい戴いてましたよ。 3時間半を優に超えた初日の舞台は厳密に言えば3時間40分。 カーテンコールの拍手が鳴り止まず劇場内総立ちのスンディングオベーション。 ベガーたちが客席に降り立ち、観客の手を引き舞台に戻り共に歌い踊る。 これぞ観客を巻き込んだ役者と観客の一体化を目指した演出効果ですね。 あぁ~楽しかったと呟かずにいられないそんな舞台でした。 LOOK at STAR ! (ルック アット スター) 2008年 04月号 [雑誌] NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第一巻/内野聖陽[DVD] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/08 10:24:10 PM
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