カテゴリ:観劇・鑑賞日記
今年は赤毛のアン誕生から100年ということで再演が決まったようです。 特に四季ファンというわけでないのですが 原作は言わずと知れたモンゴメリー名作です。 だれもが一度は読まれたことがおありでしょう。 そういう私も子供の頃に夢中になった時代もありました。 青年期あたりまでは読んだ記憶があります。 なので・・・ きょうは、あえてパンフレットを買わず、事前知識無い状態で臨んだ観劇でした。 しかし、物語のどのへんまでを観せてもらえるんだろうか?とか どんな曲で歌うんだろうかとか? 自分が作品に対して持っているイメージをどんなキャストで展開してもらえるんだろうか?とか 考え出したらキリがないのですが、こういう時間を持つことで益々楽しみになるんですよね。 幕に舞台の地、グリーンゲーブルズののどかな風景が遠近法で描かれてます。 それを観ているだけで、これから始まるであろう世界に観客も溶け込む時間になる。 グリーンゲイブルズのセットもユニークでした。 2階部分のアンの部屋はブラインドで開閉して見せてくれます。面白いなぁ。 よ~く見ると狭いながらもベッドや小さいタンスもあったりしてよく出来ています。 出窓もちゃんとあって出入りできるようになってる。 曲が作品の世界観にすごくマッチしていたように思います。 原作の中の美味しいどこ取りのような内容になってはいるものの 場面ごとに上手くまとめた舞台になっているなぁと思いましたよ。 感動したキャストのことを少し・・・。 なによりも主役のアンが可愛くて本から抜け出してみたい! アン役の吉沢梨絵さん、役にドンピシャ! 台詞の抑揚のつけ方も上手かったですねぇ~。 アンの想像力全開のおしゃべりで明るく陽気な性格が見事に表現されて 歌もブレスが気にならないほどの安定感があった。 それにダンスが非常に軽やかで素敵だった~ マシュウ役の日下武史さんは年齢も加味されていい味の役者さんですよね。 時々、台詞を忘れてしまったのかという錯覚すら覚えてしまうほどの口下手さ。 観ているこっちがもどかしいくらいリアルな芝居でかわいい。 そして溢れるほどのアンへの愛情がこれまた泣けるほど素晴らしい! ラストの臨終シーンでは涙が出てしまった私でした。 ちょっとイイ時間を過ごしてきました。 なんかね~心が洗われたような舞台だったし、懐かしい時代にタイムスリップしたような感じ。 美しいグリンゲイブルズの風景を見ながら、以前に旅行したカナダを思い出したりね。 またプリンスエドワード島に行きたくなっちゃったなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/01 03:12:54 AM
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