テーマ:今日のお出かけ ~(8129)
カテゴリ:おでかけ日記
きょうは、2週間遅れの母の日プレゼント第一弾でした(笑)
東京オペラシティ コンサートホールにて開催の ”炎のコバケン”こと小林研一郎マエストロ指揮による 「旅と祝祭コンサート」に行ってきました。 今年はショパン生誕200年の記念の年もあってか あちこちで耳慣れた音楽のイベントがありますよね。 きょうは、日本フィルがつむぎ出す名曲の調べを楽しんできました。 ”コバケンさん”といえば、 首を小刻みに振り激しく情熱的なタクトさばきで有名ですが きょうはお嬢さんの小林亜矢乃さん(ピアノ)を迎え親子共演も見所でした。 スメタナの命日(5月12日)に~交響詩《わが祖国》の演奏で幕をあける チェコの「プラハの春音楽祭」。 そのオープニングコンサートを東洋人として初めて指揮したのが小林研一郎さんです。 きょうは、コバケンの代名詞といえる《わが祖国》より選りすぐりの 「モルダウ」「ボヘミヤの森と草原から」の名曲2曲で幕を開けました。 私もこの楽曲が好きです。 以前にチェコを母と旅行したときに観たモルダウ河を思い出します。 ボヘミアの悠久の歴史をその流れとともに見つめてきたモルダウ河。 マエストロが直々にその河の歴史と楽曲への想いを語ってくださいました。 何も聞かないで聴くのと聴かないのでは全然楽しみ方が違いますね。 情景を思いに描きながら聴き入ると心が満たされた気がしました。 そしてショパン生誕200年を記念し、マエストロのお話と小林亜矢乃さんのピアノ独奏。 興味深かったのは、マエストロが指揮コンクールで優勝し、イタリアオペラを初めて指揮することになったときのエピソード。 いちおう下見の気持ちでオペラ鑑賞に出向いたときのこと。 聞いていて、まぁ、普通だなぁと感じられたそうなんですね。 でも終わったので拍手しようとしたら、隣にいた現地の方が小林さんの拍手をしようとする小林さんの両手を制して、そんなに感動しなかったら無理に拍手しなくていいんだと言ったそうです。 へぇ~???と感じた小林さんだったそうです。怖いなと(笑) 当時はイタリア語を流暢に話せなかったそうで、インタービューを拒否したら 翌日の新聞の見出しに大きく、イタリア語も離せない指揮者がイタリアオペラを指揮する!と 散々に書かれ、スタートは最悪だったそうです。 小林さんは、ビクビクして指揮台に立ったそうですが、オケの皆さんはとってもいい人で救われたと。 結果的には指揮が素晴らしかったので賞賛されたそうです。 本場の方の評価ってすごいですね。 このあと、ショパン「雨だれ」と「夜想曲第20番~遺作」作品ができるまでのエピソードも話してくださいました。 遺作~は映画、戦場のピアニストでも使われた楽曲なのでとても有名になったと。 小林亜矢乃さんが奏でるピアノは優雅な美しい旋律でした。 グリーグのピアノ協奏曲は全部で3楽章の構成ですが、1楽章のあでやかな独奏ピアノの音色が印象的。 そしてラストは、チャイコフスキーの荘厳序曲《1812》 これは、映画「のだめカンタービレ」前編でも取り上げられ有名になった楽曲。 きょうは、ラッパ隊が2階席の後方に立って演奏するという演出もあり ホール全体に楽器が鳴り響きフィナーレを迎えました。 小林さんの情熱的なタクトさばき、すばらしかったです。 2階席も3階席もスタンディングオベーションになり マエストロも感激されて拍手鳴りやまず~でした。 やっぱり生オケはいいね。また来たいね、と母も楽しんでくれたようで 親孝行できたかな? わたしも楽しかったです。 母の日第二弾は来月の予定です。 コバケンのアンコール・ピース/小林研一郎[CD]【返品種別A】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/23 01:22:29 AM
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